茗荷竹     14句

茗荷竹遠の水田のてらてらす  森澄雄

作品
作者
掲載誌
掲載年月
意に背く風窺へり茗荷竹 保坂加津夫 いろり 200006
茗荷竹はや若竹となりゐたる 阿部ひろし 酸漿 200106
茗荷竹ウオツカと言ふ酒強し 朝妻力 雲の峰 200206
とくとくの水に洗ひぬ茗荷竹 岡本明美 雲の峰 200309
ねんごろに落葉を除く茗荷竹 阿部ひろし 酸漿 200410
庭の隅待つこともなき茗荷竹 阿部ひろし 酸漿 200506
病む妻の敏き五感や茗荷竹 竹村尚紘 200507
出揃ひて陣のととのふ茗荷竹 伊藤一枝 酸漿 200508
庭畑に走りと見ゆる茗荷竹 君島栄子 酸漿 200508
茗荷竹田の神の石浮かしたり 宮崎みゆき 万象 200909
茗荷竹競ひ初めし納屋の陰 増田八重 酸漿 201008
茗荷竹日に日にほどけ庭の隅 島純子 ぐろっけ 201008
地の奥の鬨の声かな茗荷竹 津川かほる 風土 202107
雑草の中にまぎれて茗荷竹 谷貝美世 末黒野 202108

 

2022年4月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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