茗荷の花    69句

花茗荷一輪浮かす味噌汁に   武川初子  獐

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
白臘といふその色に茗荷咲く 大橋敦子 雨月 199808  
花茗荷土の冥さに咲きにけり 山田弘子 円虹 199812  
思い出し笑い二つ三つは花茗荷 小酉ありそ 海程 199907  
産土神に近く棲まひて花茗荷 代田青鳥 風土 199911  
大地震のままの更地の花茗荷 田中呑舟 火星 199912  
老いらくや茗荷の花のように咲く 佳夕能 海程 199912  
健康家族へ茗荷の花が顔を出す 木村和彦 海程 200002  
巳のころの日にすけゐたる花茗荷 田畑幸子 火星 200009  
ガス管の埋まりし茗荷咲きにけり 米澤光子 火星 200011  
母の忌の雨が洗ひし花茗荷 鈴木まゆ 馬醉木 200012  
無住寺の五寸余りや花茗荷 美藤冨美子 京鹿子 200103  
めくつてもめくつても母花茗荷 荒川美邦 京鹿子 200109  
墓作る話などして花茗荷 谷口蔦子 ぐろっけ 200109  
明日寿命尽くるも悔いず花茗荷 松崎鉄之介 200110  
風聞に温度差のあり花茗荷 波多洋子 銀化 200111  
朝市の輪島巡りて花茗荷 北嶋美都里 200112  
おさんどんとも呼ばれをり花茗荷 吉田島江 火星 200112  
花茗荷ひとひは日照雨いくたびも 山越勝美 遠嶺 200112  
寺の鐘聞きふくらみし花茗荷 真鍋瀧子 ぐろっけ 200112  
癒えてゆく確かなきざし花茗荷 山荘慶子 あを 200207  
太陽をいとへる色に茗荷咲く 大橋敦子 雨月 200510  
茗荷咲き市井の隅も亦よしや 大橋麻沙子 雨月 200511  
突と地に月の色もて茗荷咲く 大橋麻沙子 雨月 200511  
手に受けてつめたきいろの花茗荷 杉浦典子 火星 201011  
卓上の小鉢に活ける花茗荷 谷泰子 ぐろっけ 201012  
内服藥忘るる日あり花茗荷 長崎桂子 あを 201012  
夫在らば違ふ日々あり花茗荷 コ田千鶴子 花の翼 201111  
花茗荷送る都会の子の姑へ 渡辺安酔 201112  
六人の椅子に吾のみ花茗荷 森さち子 201201  
花茗荷母亡き家は疎んじて 伊藤白潮 201209  
ささやかな楽しみと云ふ花茗荷 中江月鈴子 201209  
ははに色あらば茗荷の花のいろ 南うみを 風土 201211  
遺言の少し足しおく花茗荷 佐瀬晶子 ろんど 201302  
花茗荷自刃の魂鎮めをり 川村文英 ろんど 201310  
ほの暗き樹下ほのぼのと花茗荷 吉田克美 ろんど 201310  
花茗荷此処ぞここぞと咲いてをり 中田みなみ 201311  
為すべきをはたと忘るる花茗荷 安田とし子 ぐろっけ 201311  
穴掘つて犬が寝そべる花茗荷 福島せいぎ 万象 201312  
置薬もらふ富山の花茗荷 伊藤マサ子 ぐろっけ 201312  
花茗荷午后からおりてくる僧侶 宮路久子 201401  
夕闇に作なき畑の花茗荷 石原健二 やぶれ傘 201402  
花茗荷とは童顔でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201408  
花茗荷とは童顔でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201408  
静けさの宮の奥なる花茗荷 大橋晄 雨月 201410  
忘れられて日陰に茗荷咲きにけり 小池一司 やぶれ傘 201412  
差障りなきがよろしき花茗荷 丸尾和子 雨月 201511  
置き鍵の秘密は絆花茗荷 能村研三 201511  
花茗荷清貧といふ夢ありし 江島照美 201611  
猫車来るあたりまで花茗荷 安藤久美子 やぶれ傘 201612  
また元に戻る話や花茗荷 武藤節子 やぶれ傘 201612  
花茗荷顔を揃えて何語る 犬塚芳子 201701  
木々の間を透けて日の来る花茗荷 廣瀬雅男 やぶれ傘 201708  
深窓の佳人は淡き花茗荷 江島照美 201711  
やさしき色変はらぬ今朝の花茗荷 田部井幸枝 201711  
山寺の小暗き床や花茗荷 佐藤花木 雨月 201801  
ひそやかに月光沁むる花茗荷 間宮あや子 馬醉木 201811  
花茗荷右往左往の旅仕度 赤座典子 あを 201812  
酢に浮ぶ茗荷は花を付けたまま 瀬川公馨 201902  
茗荷の花亡母この庭愛せしか 大山夏子 201905  
花茗荷夕づきし水匂ひける 石川倜子 馬醉木 201908  
知らぬといふ歳月や花茗荷 中島陽華 201911  

 

2020年8月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。