水 貝      23句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
水貝や闇に切株蔵ひある 小菅佳子 199810
水貝を食したる後の祈りかな 高橋将夫 199909
水貝や酸鼻のあとのありありと 中原道夫 銀化 200109
水貝や箸を入るるは灯の微塵 亀丸公俊 銀化 200209
水貝を盛るや玻璃鉢よく冷やし 木下ふみ子 馬醉木 200311
水貝を食してゐたりき星の飛ぶ 岡井省二 省二全句集 200312
水貝を食したる後の祈りかな 高橋将夫 星の渦 200507
こりこりと水貝を食ぶ潮ぐもり 松本圭司 200609
水貝や空気の読めぬ漢ゐて 上谷昌憲 200609
処暑の水貝殻濡れてをりにけり 雨村敏子 200611
水貝の角ことごとく灯をはじき 高崎武義 200707
水貝や板前今も朴歯下駄 白井友梨 馬醉木 200711
水貝や舟島陰に入りしまま 山本耀子 火星 200909
水貝や美術館めく浜の宿 森清堯 末黒野 200910
水貝や灯を奢りたる向う岸 片山由美子 201007
見て眞似て水貝のすすり方 井上信子 201109
水貝の秘密めきたるカウンター 今井春生 201110
水貝や女のことば歯ぎれよき 吉田葎 201112
水貝やひとつぷりてふ江戸言葉 荒井和昭 201310
水貝や舟島影に入まま 山本耀子 絵襖 201404
ソーダ水貝殻骨を陽に曝し 大川ゆかり 201410
水貝やゆふぐれの風六階に 戸栗末廣 201511
水貝や波いや高き日本海 荒井ハルエ 春燈 201611
水貝に箸つけるころ雨の音 木村瑞枝 やぶれ傘 202212

 

2023年8月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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