水遊び      62句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
水遊び双つ旋毛の兄弟 守屋井蛙 酸漿 199908
すぐ飽きる子と砂遊び水遊び 辻享子 六花 199909
声高く遠足の子の水遊び 荒川優子 春耕 200009
すぐ飽きる子と水遊び砂遊び 辻享子 ヒッポ千番地 200009
叱らるることが楽しき水遊び 伊藤妙 200010
きらきらす白熊の子の水遊び 武井康隆 船団 200102
水遊びの後に小石の堰残る 渡辺正子 百鳥 200110
山の子の足を踏ん張り水遊び 寺田善樹 風土 200110
膝ついて撮らせてもらふ水遊び 平田倫子 百鳥 200209
水牛の貌も浮べる水遊び 中田みなみ 200312
靴で汲み帽子に溜めて水遊び 高崎武義 200407
水遊びのごとし落花をかけ合うて 澄田玄志郎 築港 200407
水遊びの声を背に家事捗れり 荒井慈 春燈 200409
弟の泣きて中断水遊び 谷内順子 200409
風呂掃除夫は真顔の水遊び 平野きぬ子 八千草 200501
ベランダを飛び出す声や水遊び 安永圭子 風土 200501
水遊び靴と鞄が投げ出され 吉村一郎 百鳥 200508
遠き日の母の呼ぶ声水遊び 中元英雄 河鹿 200509
消防士になるといふ子の水遊び 小林朱夏 200607
転びてはまた転びては水遊 高木千鶴子 酸漿 200609
水遊び綱引かれても止めぬ犬 唐鎌光太郎 ぐろっけ 200610
日本の子ら水遊びして真白 坊城俊樹 ホトトギス 200610
水あればなんにも要らぬ水遊び 岡本敬子 万象 200611
ころころと笑ふ子もゐて水遊び 田村愛子 万象 200611
水あそび水鉄砲にうたれゐて 長沼紫紅 200612
水あそび一つ違ひの兄のゐて 長沼紫紅 200612
お揃ひのティーシャツ双子の水遊び 谷春菜 万象 200709
村の子の黒目がちなり水遊び 吉原田鶴子 万象 200803
水遊び日向に足の跡散らし 宮津昭彦 200809
水遊びしてゐる声と堰の音 宮津昭彦 200809
水遊びしてまだ細きぼんのくぼ 岩岡中正 ホトトギス 200901
すこし濡れ一気に濡るる水遊び 戸栗末廣 火星 200910
水遊び他人と家族区別なし 伊吹之博 京鹿子 200911
薬罐もて魚を追ひたる水遊 ことり 六花 201007
母の呼ぶ声の届かず水遊び 志野蕗子 201009
どの母がどの児の親か水遊び 大島みよし 201010
水遊びあそび疲れて母を呼ぶ 吉沢陽子 201010
初あきつ円融と言ふ水あそび 鈴鹿仁 京鹿子 201010
宿題を終へたる子らの水遊び 田下宮子 201010
雪解水遊行柳にとどきけり 遠藤実 あを 201105
水遊び光るしぶきに笑顔の子 山崎里美 201110
水遊び父の見守る日曜日 小川凉 201112
水遊びずぶ濡れの児の高笑 萩原渓人 やぶれ傘 201112
カタカナの喃語溢るる水遊び 中本吉信 201209
新涼や画中をんなの水遊び 塩路隆子 201211
ミシガン湖白髪まひ上げ水遊び 水谷直子 京鹿子 201212
プランターに水やることも水遊び 仁平則子 201508
溺れたるごとく絶叫水遊び 黒澤登美枝 201508
ビル谷間水遊びの声迷ひくる 黒澤登美枝 201508
汀にて服着しままの水遊び 永田万年青 六花 201610
親の手を離れたき子や水遊 稲畑廣太郎 ホトトギス 201707
子雀が水遊びする雨上がり 郭公 やぶれ傘 201709
生き物の水あるところ水遊び 岩下芳子 201710
抱かれて足をくにゆくにゆ水遊び 松村光典 やぶれ傘 201710
水遊び甲羅干しして終りけり 山内碧 201809
子供らの一の遊びの水遊び 佐藤淑子 雨月 201907
昨日争ひ今日仲直り水遊び 佐藤淑子 雨月 201907
身のどこか母にふれをり水遊び 斉藤マキ子 末黒野 201910
水遊ぶ象や背泳ぐめくおかし 橋添やよひ 風土 202110
無造作に虹を作りし水遊び 江口九星 202112
熱の子のあきらめきれぬ水あそび 坂本依誌子 春燈 202210
紫蘇もみて色水遊び遠くせり 笠井令子 202210

 

2023年7月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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