蜜 蜂    50句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
落ちた蜜蜂待つ間に拾う何気なく 董振華 海程 199907
蜜蜂が風にキスして派手にキスして 朝倉晴美 船団 199912
蜜蜂は天の遊軍紀伊の旅 塩見恵介 虹の種 200005
蜜蜂の孤独かがやき刺しにくる 加賀谷洋 海程 200010
サングラスのパブロピカソに蜜蜂 金子兜太 海程 200010
蜜蜂や小さい光輪寸志です 埼玉鱸久子 海程 200107
蜜蜂のその一匹の行方不明 宇都宮滴水 京鹿子 200107
蜜蜂に螫されて高くなりし鼻 細野みさを 200111
極彩に堕ちる蜜蜂なりしかな 山崎未可 銀化 200206
蜜蜂の巣穴が忙し小六月 八木岡博江 酸漿 200302
蜜蜂の身を寄せあひて冬ごもり 河井富美子 ぐろっけ 200402
蜜蜂の紛れてゐたる仮寝かな 中島陽華 200407
蜜蜂の羽音の出入り洞の闇 近藤きくえ 200407
蜜蜂の巣や日の差せる木の洞に 宮津昭彦 200408
蜜蜂を飼ふ丘の上のジャズ喫茶 里中章子 200508
蜜蜂にくすぐられをり金魚草 斉藤裕子 あを 200508
蜜蜂や単車の如き捻り立て 中村星児 八千草 200509
雛菊や蜜蜂の家と名づけ住む 瀧春一 常念 200606
花の香と蜜蜂かよふよもの窓 瀧春一 常念 200606
蜜蜂や人吸ひ込まる丸の内 菊地光子 200607
分封の蜜蜂の群松覆う 水上貞子 ぐろっけ 200609
蜜蜂の一刺といふ運命かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200704
蜜蜂の銀座をとべり夏きたる 安部里子 あを 200707
蜜蜂の背ナが開ける花弁かな 奥太雅 万象 200708
制札や群れて蜜蜂小楢の木 岸はじめ ぐろっけ 200807
野へ山へ蜜蜂のナビ神の技 楯野正雄 200907
蜜蜂のはたらく機能産む機能 辻直美 201007
剪り取りし花に蜜蜂つきまとふ 手拝裕任 201008
ミツバチの巣をその奥に竹の春 木村茂登子 あを 201012
蜜蜂の花粉まみれのホバリング 岡野安雅 かさね 201206
分封の蜜蜂玉にみるみるに 大畑善昭 201210
蜜蜂に咲くものの四季始まれり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304
蜜蜂のごつた返して箱の蓋 内海良太 万象 201305
蕊に来て蜜蜂の腹小刻みに 小川明美 万象 201408
屋上に蜜蜂を飼ふ銀座ビル 遠藤逍遙子 風土 201507
蜜蜂の羽音球形花ざかり 佐々木茂 万象 201607
蜜蜂の薔薇の花心で溺れたる 久保村淑子 万象 201609
蜜蜂のてんやわんやの箱の蓋 内海良太 青嶺 201612
蜜蜂や日のかくれなき磯畑 小林昌子 馬醉木 201705
日参の蜜蜂の名はぶん太郎 田原陽一 201709
蜜蜂を憂国の士と見てをりぬ 近藤喜子 201807
先生の蜜蜂遊ぶ母屋前 辻響子 201906
蜜蜂や宝物殿は扉鎖し 有賀昌子 やぶれ傘 201907
蜜蜂の羽音ひととき白つつじ 田中臥石 末黒野 202107
蜜蜂の尻は小振りにげんげ畑 眞田忠雄 やぶれ傘 202108
野遊びの箸に蜜蜂寄りて来し 西住三恵子 202108
蜜蜂の一家総出と言ふ家出 近藤富子 京鹿子 202109
鉢一つ買うて蜜蜂連れ帰る 岡野里子 末黒野 202111
蜜蜂の巣箱置かるる山しづか 平嶋共代 202204
蜜蜂の遊び疲れて戻る箱 小嶋恵美 春燈 202207

 

2023年2月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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