目 貼      41句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
畳にも目貼し祖谷に住み古りし 山田弘子 春節 199503
風評が目貼せし家取り巻きぬ 青山茂根 銀化 199901
目貼して煮炊の匂ひ濃くしたる 小杉縁 199904
目貼して何でも吊るす小間物屋 原茂美 俳句通信 200001
取り敢ず目貼りなどして事故車なり 堀義志郎 火星 200004
目貼りして二人暮らしの城守る 天岡宇津彦 200009
目貼して吐息のかくも積もること 朱間繭生 銀化 200101
目貼する前にお入り福の神 大場佳子 銀化 200102
目貼り剥ぐごとく病巣消えにけり 芦澤一醒 200205
目貼りして内緒話の味落ちる 朱間繭生 銀化 200302
目貼してゐてもやつぱり逢ひに来る 橋本佐智 円虹 200303
目貼して月日止めてをらざりし 村田明子 円虹 200303
目貼して隠れ里めく宿りかな 村田明子 円虹 200303
虚子の世の目貼の今に色褪せし 桑田青虎 ホトトギス 200311
目貼して般若の面彫り継げり 小野崎清美 百鳥 200502
目貼して町の噂を断つごとし 波多野葉子 200503
隙間風目貼のどこかはがれしか 乗光雅子 雨月 200505
ボランティア目貼する手のおぼつかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200511
目貼して鱗(いろくず)のごと笑ふなり 小形さとる 200603
目貼して遠野曲家音もなし 粂谷京子 200702
隙間風百年の家目貼りせり 北原東洋男 200703
虚子庵のめばりに重ね目貼かな 森田節子 風土 200805
抽斗に風の神棲む目貼以後 定梶じょう あを 200901
目貼する株価大暴落の夜 木暮陶句郎 ホトトギス 200904
新しき目貼小諸の虚子旧居 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911
歪みたる玻璃戸真つ直ぐなる目貼 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911
目貼して遠ざかる音ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200911
目貼してよりも出掛けることばかり 稲畑汀子 ホトトギス 200911
目貼して海の呻きを聴く夜かな 岩木茂 風土 201001
目貼して世間を遠く致しけり 佐藤喜仙 201003
月明り通す目貼でありにけり 橋本くに彦 ホトトギス 201004
目貼りせり心の罅も余すなく 荒井千佐代 201204
目貼して大邸宅の離れかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311
目貼して浅間を指呼に虚子旧居 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311
目貼りして泥の匂ひのする駅舎 坂口夫佐子 火星 201402
目貼して老々介護の長丁場 荒木治代 ぐろっけ 201403
目貼して心をとざすにはあらず 熊川暁子 201403
うしろより猫が見てゐる目貼かな 戸栗末廣 201503
それとなく目貼してある和室かな 稲畑汀子 ホトトギス 201611
糊に日を添へて五辮の目貼かな 矢崎すみ子 201702
鳥語降る障子の目貼り剥がすとき 荒川心星 201905

 

2020年12月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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