胡瓜の花 40句 |
|||
作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
並べある花付胡瓜と犀角と | 平橋昌子 | 槐 | 199908 |
明日のこと分らず生きて胡瓜咲く | 勝田公子 | 沖 | 199909 |
川霧につつまれてゐる花胡瓜 | 村瀬初実 | 春耕 | 199910 |
朝起きることのしあわせ花胡瓜 | 中原幸子 | 遠くの山 | 200010 |
花つきの胡瓜の刺もまる齧り | 後藤志づ | あを | 200107 |
咲きそめし黄色の澄める花胡瓜 | 今井千鶴子 | ホトトギス | 200111 |
徒花もありて胡瓜の花数多 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200206 |
花胡瓜シュラインロード狭めつつ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 200206 |
心屑たまる花丸胡瓜ほし | 暮岸江 | 銀化 | 200207 |
店先で花つけてゐる胡瓜苗 | 岡村命美 | 百鳥 | 200208 |
処狭しと花を供えて胡瓜揉む | 後藤志づ | あを | 200309 |
梵天や胡瓜の先に花残り | 高橋将夫 | 星の渦 | 200507 |
花胡瓜葉を押し退けて日を受ける | 赤座典子 | あを | 200508 |
がっちりと組まれし棚や花胡瓜 | 仙石君子 | 雨月 | 200509 |
恙なき余生や胡瓜の雌花反る | 浜明史 | 風土 | 200609 |
をのこの名ばかり考へ花胡瓜 | 垣岡暎子 | 火星 | 200609 |
胡瓜の花しをれるまへの全き黄 | 竹内弘子 | あを | 200807 |
武家屋敷胡瓜・トマトと花競ふ | 神蔵器 | 風土 | 200807 |
手作りの三年味噌や花胡瓜 | 谷田部栄 | 万象 | 201010 |
花つけし「わけあり」胡瓜選びけり | 能勢栄子 | 璦 | 201011 |
あだ花もあまた胡瓜のよく育ち | 村上すみ子 | 鴫 | 201109 |
花胡瓜雄蕊雌蕊を児と学ぶ | 森下康子 | 璦 | 201208 |
尻に花つけし胡瓜を手に取りぬ | 志方章子 | 六花 | 201210 |
花つけて小指ほどなる胡瓜かな | 武石京子 | やぶれ傘 | 201301 |
蔓のびて無駄花多き胡瓜かな | 長田厚子 | 末黒野 | 201311 |
迷はずに花付き胡瓜買って来し | 秋田典子 | 六花 | 201410 |
花つけてすでに曲がつてゐる胡瓜 | 熊川暁子 | 槐 | 201410 |
郷愁や花つき胡瓜かじりては | 岡田史女 | 末黒野 | 201510 |
畦道の花付胡瓜採りて買ふ | 今野明子 | 末黒野 | 201511 |
花つきの朝の胡瓜を捥ぎにけり | 有賀昌子 | やぶれ傘 | 201512 |
茅葺のなくなりし里花胡瓜 | 佐津のぼる | 六花 | 201608 |
今朝みれば胡瓜の花の数ふえて | 山本久枝 | やぶれ傘 | 202009 |
小さき花付けて大きな胡瓜かな | 廣畑育子 | 六花 | 202012 |
年金の暮らし胡瓜の花ひらく | 山田暢子 | 風土 | 202107 |
支へ木の高さまちまち胡瓜咲く | 廣瀬雅男 | やぶれ傘 | 202109 |
花芽つけしままの初なり胡瓜捥ぐ | 有賀昌子 | やぶれ傘 | 202109 |
花がらの愛の文つけ初胡瓜 | 塩貝朱千 | 京鹿子 | 202209 |
支へ木の高さまちまち胡瓜咲く | 廣瀬雅男 | やぶれ傘 | 202209 |
採れたての花付胡瓜かじりけり | 武田ナナ | 末黒野 | 202210 |
花つきの胡瓜に味噌の添へられし | 小林共代 | 風土 | 202210 |
2023年5月20日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。