国栖奏      28句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
国栖奏の贄の蛙を野に戻す 和泉喜代子 俳句通信 200004
国栖奏を修し句会となりにけり 和泉喜代子 俳句通信 200004
国栖奏の賀詞えんえいと幾度も 山口たけし 俳句通信 200005
国栖奏の本降りとなる翁道 朝妻力 俳句通信 200104
国栖奏の翁の傘は子が差せり 朝妻力 俳句通信 200104
国栖奏の翁の傘の揺れ揃ふ 谷野由紀子 俳句通信 200104
国栖奏の軋み止まざる舞台かな 朝妻力 俳句通信 200104
国栖奏の鼻筋とほる笛翁 朝妻力 俳句通信 200104
国栖奏の鼓小さく谺せり 谷野由紀子 俳句通信 200104
国栖奏の毛瀰がしきりに檜葉を蹴る 朝妻力 俳句通信 200104
国栖奏の醴酒ふるまふ里頭 朝妻力 俳句通信 200104
国栖奏の袴に青き淵の色 川合広保 雲の峰 200304
天皇渕に下り国栖奏の祝詞聞く 谷野由紀子 雲の峰 200304
国栖奏や山川の御饌(みけ)調へて 川野喜代子 雲の峰 200304
鳶高く舞ひて国栖奏日和かな 深川知子 雲の峰 200304
国栖奏や清らの雪のひとしきり 室伏みどり 雨月 200405
国栖奏の笛のしらべの巌谺 室伏みどり 雨月 200405
国栖奏や伝へられしを誇らしく 和泉喜代子 雲の峰 200504
国栖奏のあはひを毛瀰(もみ)が跳ねつづく 中御門あや 雲の峰 200504
国栖奏(くずそう)を継ぐ子が駆くる木の芽道 和泉喜代子 雲の峰 200504
国栖奏や邨に犬ゐぬ誇り持ち 稲岡長 ホトトギス 200606
国栖奏の鈴の中から鷽(うそ)のこゑ 藤岡紫水 京鹿子 200606
国栖奏の宮へ小春の川渡る 佐野和子 万象 201104
国栖奏の社奈落に冬の川 中條睦子 万象 201110
国栖奏の沁むる巖に神在す 南光翠峰 馬醉木 201205
国栖奏や霧立ちのぼる国栖の嶺々 高木典子 雨月 201305
国栖奏を仕る日や鷹舞へる 服部鹿頭矢 馬醉木 201505

 

2021年2月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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