朽 葉       27句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
棒道の朽葉にかくれ落し角 島たか子 199907
朽葉より剥がれては舞ふ冬の蝶 岡田貞峰 馬醉木 200002
千手仏の趺坐をかくせる朽葉かな 石田砧女 200104
大地剥ぐごとく茸を朽葉より 前川みどり 春耕 200112
蝌蚪の水朽葉いちまい通りすぐ 米倉よしお 雲の峰 200305
一枚の朽葉の恋と思ひけり 新関一杜 京鹿子 200310
春蘭の花芽や朽葉押し分けて 塚本富士子 栴檀 200405
日盛りの朽葉の湿り神の庭 加藤みき 200410
文化の日朽葉の上に雉子の羽根 中山純子 万象 200501
朽葉動き此処に宮川はじまりぬ 加藤みき 200503
池底に朽葉溜れり蝌蚪の紐 濱田萬里子 河鹿 200505
秋且閑雀下りたる朽葉いろ 瀧春一 菜園 200509
蹼が二三歩朽葉ひきずりぬ 山尾玉藻 火星 200601
源五郎朽葉をもたげひそみけり 瀧春一 200706
朽葉色とは日を経たる朴落葉 中島知恵子 雨月 200805
胸底も朽葉の溜まる廻遊池 品川鈴子 ぐろっけ 200901
一枚の朽葉に眠る蝌蚪の紐 奥太雅 万象 200906
胸底も朽葉溜まりの回遊池 品川鈴子 ぐろっけ 200911
雨降りや朽葉張り付くバスの床 渡邉孝彦 やぶれ傘 201004
ふきのたう朽葉叢濃をかづけるも 佐藤美紀 ろんど 201008
水底の朽葉の下に動くもの 大石誠 201101
蛇穴を朽葉もたげて出るところ 南うみを 風土 201406
森は語り部朽葉の嵩のあたたかし 大沢美智子 201804
うづたかき朽葉に端坐座禅草 横山昭子 雨月 201907
踏み入りしよべのしぐれの朽葉かな 笹村政子 六花 202003
化粧坂吾も踏み行く朽葉道 飯田久美子 末黒野 202004
まだ生を知らず朽葉は地に還る 日置游魚 202202

 

2023年12月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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