草取り   95句

作品
作者
掲載誌
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前書その他
草取るや根深根浅のありにけり 長野碧水 199907  
ふたり居て庭の草取り捗らず 熊谷みとり いろり 199908  
草取りや任せてをけば父なりに 松沢久子 いろり 199910  
草取の前衞の手の杜撰なり 中原道夫 銀化 199910  
妹は草取り上手母に似て 山本潤子 いろり 200007  
草取りの母亡く鎌の赤錆びぬ 花島陽子 遠嶺 200010  
対岸の人草取か摘草か 大串章 百鳥 200106  
病むときは草取に出てをりにけり 石川千津子 銀化 200107  
留守に来し姉が草取したらしき 高尾豊子 火星 200107  
一番草取る音のして文庫閉づ 神蔵器 風土 200108  
草取女はなればなれに休息す 小田玲子 百鳥 200110  
草取やはや日の高き丘の畑 倭文ヒサ子 酸漿 200111  
毛虫嫌ひ蚯蚓嫌ひも草取りす 村越化石 200208  
返事だけして草取りをつづけをり 宮城白路 風土 200209  
草取りし畝美しく甦る 八木岡博江 酸漿 200209  
塔頭の影をそびらに草取女 鈴木恭子 200209  
校庭に父母ら集いて草取りす 安部美和子 ぐろっけ 200212  
車座に嫁誉め合うて草取女 清わかば 雲の峯 200308  
山荘の三日草取り小枝掃き 須佐薫子 帆船 200308  
二メートルの蛇を掴めり草取女 新倉舒子 200407  
重装備して草取りに妻励む 塩川雄三 築港 200408  
庭の草取りに帰りし空家かな 藤森万里子 百鳥 200408  
草取をせしとはつきりいへぬほど 稲畑汀子 ホトトギス 200506  
草取のどこからとなくいつとなく 稲畑汀子 ホトトギス 200506  
考へるための草取り続けをり 能村研三 200508  
草取にかかる決意のやうなもの 山田弘子 ホトトギス 200511  
片陰にいざり寄り行く草取女 大塚民枝 酸漿 200511  
草取と命といづれ大事かや 植村よし子 雨月 200601  
背を伸ばし草取農夫畦に立つ 清水和子 酸漿 200603  
よく見れば草取せねばならぬかな 稲畑汀子 ホトトギス 200606  
ゴルフ場の青い波間の草取親子 瀧春一 瓦礫 200606 手賀沼にて
草取の手を払ひつつ夕刊とる 竹内弘子 あを 200607  
草取る手土のぬくもりさぐりつつ 鎌倉喜久恵 あを 200608  
草取りや舗装路に尻餅をつく 長崎桂子 あを 200608  
草取りや蚊遣の匂ひただよはせ 早崎泰江 あを 200608  
草取りもここまでとして昼餉かな 鎌倉喜久恵 あを 200608  
草取りに余念なき日の暮れにけり 早崎泰江 あを 200608  
草取りて晴の一日始まれり 長崎桂子 あを 200608  
草取や頑と動かず蟇 森理和 あを 200608  
草取の奉仕団体絆生む 長崎桂子 あを 200608  
青紫蘇に似て非なる草取りにけり 竹内弘子 あを 200608  
小さき庭草取る帽子鍔広し 赤座典子 あを 200608  
野菜便草取虫取雨天気 東亜未 あを 200608  
思ひきり草取りの果てうつらうつら 芝尚子 あを 200608  
草取もその人らしく大雑把 安原葉 ホトトギス 200611  
草取や都心庭付一戸建 稲畑廣太郎 ホトトギス 200705  
又見えて見えて草取止められず 稲畑汀子 ホトトギス 200705  
なき如くありし草取どこまでも 稲畑汀子 ホトトギス 200705  
草取りの人来てくれし今朝の夢 城戸愛子 酸漿 200709  
草取の草取りつぱなし畦の昼 布川直幸 200710  
一掴みづつ草取り体操はじまりぬ 岡田章子 ぐろっけ 200710  
久びさを詫びつ草取る墓前かな 牧野麦芽 京鹿子 200711  
名刹の草取りのみを業とせり 大井邦子 ぐろっけ 200711  
草取を副業として寺男 大井邦子 ぐろっけ 200712  
草取のきりなき仕事電話鳴る 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
居候らしく草取などもして 山田弘子 ホトトギス 200811  
コスモスの土手の草取りボランティア 池田光子 200811  
声のしてゐるは草取女の着きし 野沢しの武 風土 200901  
根づきたる芝の草取はじまりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200906  
旧道の野地蔵の草取り申す 神田一瓢 雨月 200911  
草取れば猫の広場となつてをり 苑実耶 201009  
草取女休む霞の木蔭かな 佐藤和子 万象 201009  
草取女両手に草の匂ひさせ 仁平則子 201109  
草取女余呉の旅人に目もくれず 中原吟子 雨月 201109  
雨脚に無頓着なり草取女 中原吟子 雨月 201109  
草取りの跼めば隠る草の丈 菅野蒔子 末黒野 201110  
草取りの区切りを余し骨惜しむ 鈴木礼子 末黒野 201110  
菠薐草取りほかし去る農夫かな 吉村さよ子 春燈 201206  
草取りの泥手に訃報の回覧来 中島玉五郎 201209  
草取りの腰折りにけり梅雨菌 杉浦典子 火星 201210  
日課なりけり句作りも草取も 古賀しぐれ ホトトギス 201210  
草取に膝突く己宥しけり 椿和枝 201210  
指先の荒るるをいとひ草取らず 稲畑汀子 ホトトギス 201306  
ひざまづき草取る人や行宮趾 窪田粧子 馬醉木 201307  
草取りは裸婦像下に休みゐる 大島英昭 やぶれ傘 201311  
草取りの疲労宥める夜のワイン 笠井敦子 201409  
草取りて振り向けば又草生ゆる 下平誠子 ろんど 201409  
日の出まで草取る日課つづかざる 稲畑汀子 ホトトギス 201506  
草取つて傷みし芝の見えて来し 稲畑汀子 ホトトギス 201506  
草取女一服はまたパン・ジュース 仁平則子 201508  
草取りや待つた無しなる生業知る 伊吹之博 京鹿子 201510  
ひたすらに草取る齢忘れをる 田坂能雄 201511  
門までを送り草取る人となる 苑実耶 201512  
振りかへる目の平らなり草取女 樋口みのぶ 201512  
病窓に草取の景嵌めこみて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201606  
草取りのロボット考案待ち遠し 笠井敦子 201608  
八十は草取り出来ぬ齢なり 齋藤厚子 201608  
少年へ球を返して草取女 西住三恵子 201610  
草取りし軍手を一指づつ洗ふ ふじの茜 201610  
草取りの限界すぐに来たりけり 笠井敦子 201610  
草取りや正午のポーとにぎり飯 天野美登里 やぶれ傘 201708  
草取や名もなき小花残しゐて 加藤静江 末黒野 201709  
草取りの出立ち我は異邦人 濱上こういち 201711  
草取りも愉悦の一つけふも取る 大畑善昭 201808  
草取の根に強弱のいのちあり 有松洋子 201809  

 

2019年7月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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