草蜉蝣    18句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
くちびるにかすかにふれし草蜉蝣 水野恒彦 199810
群れてなほ草蜉蝣の透きとほる 安原ときこ 遠嶺 199812
草蜉蝣空中分解の土地を買う 前田保子 海程 199910
農道の裸あかりに草蜉蝣 内藤八重 俳句通信 199910
微笑の奥は草蜉蝣ばかり 内山いちえ 海程 200002
引き金に軽くふれてる草蜉蝣 直江裕子 京鹿子 200009
講堂や草蜉蝣に貌ありて 竹内悦子 200012
くさかげろふ明日を占ふこともなし 中原道夫 銀化 200107
くさかげろふ過泉にひたる暇なし 中原道夫 銀化 200108
草蜉蝣際立つ時の問合ひかな 岩田沙悟浄 円虹 200112
日当れる草蜉蝣の身空かな 岩田沙悟浄 円虹 200112
寄り来ては草蜉蝣の翔ちにけり 山内須磨子 草の花 200411
草蜉蝣いのちの色の透けるなり 本多俊子 200707
影ありて草蜉蝣の存在す 高橋将夫 200910
さみどりは草蜉蝣の息のいろ 富川明子 201108
草蜉蝣翅葉脈の如く透け 落合由季女 雨月 201201
草蜉蝣身じろぎならぬ病床に 品川鈴子 ぐろっけ 201208
きれぎれの夢の果てより草蜉蝣 西村純太 201211

 

2022年8月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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