櫟の実       21句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ポケットにおしくらまんぢゆう櫟の実 大村孝 百鳥 200202
妖精の現れそな森や櫟の実 府川房江 遠嶺 200302
あばかれし古墳を叩く櫟の実 柴田朱美 京鹿子 200302
拾はれて明日香を出づる櫟の実 岩木茂 風土 200412
櫟の実落ちし音母居まさざる 坂部尚子 栴檀 200501
櫟の実のころがつてくる神の前 中野京子 翁草 200710
櫟の実あまた散らせり脇往還 高田令子 200801
信心の一山に降る櫟の実 小林和子 風土 200812
手のなかの還暦祝ひくぬぎの実 折島光江 炎環 200812
ポケットに小銭・クリップ・櫟の実 近恵 炎環 200901
櫟の実兄がゐさうで投げ返す 井上菜摘子 京鹿子 200902
舗装せる坂を打つ音櫟の実 小川玉泉 末黒野 201312
ログハウス屋根を転がるくぬぎの実 丸山酔酔子 かさね 201312
櫟の実千本鳥居くぐり落つ 宮崎左智子 201412
母の歩に添うて拾ひぬ櫟の実 飯塚ゑ子 火星 201502
二才児の脇役であり櫟の実 赤座典子 あを 201511
ころころと猫のころがす櫟の実 有賀昌子 やぶれ傘 201512
どちらへもころがる運や櫟の実 高橋将夫 201512
台風後団栗道や櫟の実 北村ちえ子 六花 202001
集められ忘れ去られし櫟の実 高橋将夫 202011
焦れつたき男へ投ぐる櫟の実 柴田佐知子 202112

 

2023年10月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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