茎 漬      24句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
辛きもの控へ茎漬ひかへざる 稲畑汀子 ホトトギス 200011
鐘楼に茎漬の樽並びゐる 三代川次郎 俳句通信 200101
茎漬は京の老舗と決めてをり 稲畑汀子 ホトトギス 200111
茎漬のあれば炊きたて飯所望 稲畑汀子 ホトトギス 200111
茎漬の塩はあら塩赤穂より 細川コマヱ 雨月 200202
茎漬の重しの沈む頃ほひか 佐藤節子 銀化 200202
世渡りの極意は知らず茎漬くる 園多佳女 雨月 200303
茎漬やひらがな多き里ことば 宇都宮滴水 京鹿子 200403
茎漬へ日矢ひとすぢの刻の過ぐ 宇都宮滴水 京鹿子 200501
茎漬の石に手を触れ思ふこと 廣瀬義一 雨月 200802
茎漬の石の沈みや一番星 川口襄 遠嶺 200803
茎漬の歯にはさまるもよしとして 稲岡長 ホトトギス 200803
茎漬の一人前を旅の荷に 稲畑汀子 ホトトギス 200911
茎漬に進む食欲恐れけり 稲畑汀子 ホトトギス 200911
茎漬の累代の石てらてらす 定梶じょう あを 201002
茎漬くる権現山に雪来しと 谷村祐治 雨月 201102
茎漬や減塩をこそこころして 田中春子 雨月 201103
媼とも思へぬ力茎漬くる 谷村祐治 雨月 201202
茎漬にケーキフォークを添へらるる 箕輪カオル 201304
茎漬ける比叡颪の昨日今日 豊田高子 万象 201404
茎漬や重石加減に味しまり 丸尾和子 雨月 201602
茎漬や夜風の通る竹の音 柴田佐知子 201703
茎漬やきのふと同じ独り言 川内谷育代 馬醉木 201704
茎漬や今日も一日終へて酒 浜崎素粒子 ホトトギス 201806

 

2021年11月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。