鵠     24句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
その鵠スワンと呼ばれゐて靜か 中原道夫 銀化 200103
鵠ゆき交ふ乙の字ひだり乙の字と 窪田佳津子 雨月 200203
五六羽の鵠の帰る暁の街 小林輝子 風土 200306
漆黒の足を抱きて鵠帰る 加藤みき 200406
鵠の鳴けば一日の幸呼ぶと 稲畑汀子 ホトトギス 200408
鵠見る連れより遠く離れ見る 今井妙子 雨月 200502
鵠からまはりのくらさおしはかる 佐藤喜孝 あを 200503
この鵠しんから欲しきものにして 水野恒彦 200504
鵠の屋根渡りするソウル冷え 火箱游歩 船団 200806
神留守の田のいちまいは鵠らに 山尾玉藻 火星 200812
かんばせを平らに鵠送りけり 工藤ミネ子 風土 201006
ことのはをつなぐ帰心の鵠どち 工藤ミネ子 風土 201006
炬のごとき落暉しばらく大鵠 中村恭子 201202
一羽とは重きみ空の鵠かな 工藤ミネ子 風土 201206
はるかなるシベリアよりの初鵠 宮原悦子 雨月 201401
鵠や夕日まともに陶工墓 柴田志津子 201401
鵠鳴く旅の日暮は母恋し 瀬戸悠 風土 201403
鵠去る声降りかぶる子の忌日 工藤ミネ子 風土 201406
大鵠帰心の胸の田に汚れ 工藤ミネ子 風土 201407
千里来て何に争ふ大鵠 土屋草子 ろんど 201503
夕さりの空を響動もし鵠去ぬ 小林輝子 風土 201905
鵠来る少彦名の神の海 宮原悦子 雨月 202003
餌場の田目指し鵠の飛び翔ちぬ 宮原悦子 雨月 202003

 

2021年12月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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