穀象虫
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書・その他
穀象に情けをかけず米をとぐ
山田弘子
春節
199503
穀象の香のする粥を久し振り
松崎鉄之介
199906
穀象のこぞりて暇乞ひしたる
山野みどり
銀化
199907
手のひらに乗す穀象の命かな
宮永順子
俳句通信
199910
穀象の係累増やす謀りごと
中原道夫
銀化
200008
小事ならかく穀象を掌に乘せて
中原道夫
銀化
200010
頬杖の前を穀象よぎりけり
玉川悠
遠嶺
200110
穀象の米を拡げて蔵の前
谷榮子
雨月
200207
家移りの紙魚穀象の付いてきし
戸田悠
銀化
200208
穀象の逃げ足米を踏み外し
山田弘子
円虹
200208
穀象の浮かび出んとや潜るとや
吉村玲子
円虹
200209
穀象の飽食の罪つまみ出す
吉村玲子
円虹
200209
穀象や鼻つ柱を折ってみるか
吉弘恭子
あを
200209
穀象の命の軽さ水に浮く
稲畑汀子
ホトトギス
200305
穀象と滞在三日東京に
稲畑汀子
ホトトギス
200305
穀象の歩く米櫃留守がちに
稲畑汀子
ホトトギス
200305
穀象も共に東京滞在す
稲畑汀子
ホトトギス
200305
穀象よお前も農耕民族か
稲畑廣太郎
ホトトギス
200305
穀象に米減つてゆく減つてゆく
稲畑廣太郎
ホトトギス
200305
穀象にササニシキコシヒカリなし
稲畑廣太郎
ホトトギス
200305
あと退りする穀象の干されをり
柴田佐知子
200311
穀象を見ずなりて村亡びけり
宮地れい子
春燈
200410
穀象に詳しき祖父の忌日来る
竹内弘子
あを
200508
穀象に七つの海のありにけり
梶浦玲良子
六花
200510
穀象のひとりで帰る畳かな
梶浦玲良子
六花
200511
穀象や何も飛ばない空ありて
近藤公子
200610
穀象のぞろぞろ証拠でるごとく
後藤立夫
ホトトギス
200701
穀象や築百年といふ厨
稲畑廣太郎
ホトトギス
200805
穀象をつぎつぎつまみ狩ごころ
丁野弘
200905
穀象の貌など知らず嫁に行く
田中一美
ろんど
201001
穀象虫も死語となりけり無洗米
松田とよ子
201009
宮仕へ終へて穀象風に這ふ
西村純太
201010
虫眼鏡斜に構へて穀象捕る
廖運藩
春燈
201011
進化せし世に穀象のゐる不思議
今村征一
ホトトギス
201011
穀象を見て箸つけぬ子が一人
今村征一
ホトトギス
201011
穀象の昔の色をして現るる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
穀象を見かけぬ時代怖れけり 稻畑汀子 ホトトギス 201206  
飢餓時代穀象さへもなつかしく 稻畑汀子 ホトトギス 201206  
穀象の昼夜となく飛びにけり 天野美登里 やぶれ傘 201211  
同じ世を生きて穀象虫と我 高橋将夫 201409  
穀象の食ふ米なれば塩にぎり 中澤弘 春燈 201607  
穀つぶしてふ穀象の出るは出るは 中川句寿夫 ここのもん 201705  
穀象や米搗きし日の一升瓶 小張志げ 春燈 201710  
穀象は象に育つと言ひし君 稲畑廣太郎 ホトトギス 201805  

 

2018年5月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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