こごみ     22句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
こごみ摘むにズボンを通す茨の刺 渡辺美知子 199907
小昼に出るこごみ胡麻和へ歯ざはり良し 小堀真由美 199907
改修の山刀伐峠こごみ生ふ 松崎鉄之介 200008
コゴミだなハートがこわれゆくかたち 依田昌也 海程 200110
ささ舟で爺の中洲のこごみ摘む 椙山正彦 200206
ジヤガラモガラの底まで下りてこごみ摘む 松崎鉄之介 200208
屈薇(こごみぜんまい)長けて異界に生ふごとし 宮津昭彦 200209
こごみ萌ゆ昼を灯せる合掌塚 荒井正隆 200306
ゆくたてを語るはこごみ食べながら 中村房枝 六花 200603
裏山に摘みしこごみも春のもの 稲畑汀子 ホトトギス 200604
こごみ採る両手に春の土匂ふ 国永靖子 ぐろっけ 200607
こごみこれも蕨手なるぞ神妙に 伊丹さち子 馬醉木 200704
雪嶺は伯耆富士なりこごみ摘む 石垣幸子 雨月 200705
白和のこごみ絶品御満悦 赤座典子 あを 200705
白和のこごみの緑食しにけり 石脇みはる 200706
山を知る爺飲代のこごみ摘む 深野カツイ 200707
宵宮の越後のこごみまさをなる 浜口高子 火星 200708
旅土産中に楤の芽こごみの芽 森山のりこ あを 200907
寺を出てこごみを摘みし千手かな 佐藤凉宇子 ろんど 201007
胡麻和に越の深山のこごみなる 鈴木千恵子 万象 201009
陽光と流れも豊かこごみ摘む 細野恵久 ぐろっけ 201304
麻袋開きてこごみつかみ出す 赤堀洋子 万象 201609

 

2021年4月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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