桐の花 2      100句

よき窓の昏れてゆくなり桐の花   高島茂   飛鳥

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
いつの間にか父親は無視桐の花 柴田いさを 船団 200111  
Tシャツを脱ぐ背中見え桐の花 土橋柚花 船団 200111  
ピアノとはゆかぬパソコン桐の花 中田敏子 船団 200201  
子育ての失敗話桐の花 今城知子 船団 200201  
桐の花夫逝きしあと舟を漕ぐ 佐野まさる 百鳥 200202  
ふり返りふり仰ぐ峡桐の花 稲畑汀子 ホトトギス 200205  
少し舞ふ高さにこぼれ桐の花 稲畑汀子 ホトトギス 200205  
花桐のいろなる夜の鏡かな 山尾玉藻 火星 200205  
石積みは家ありし跡桐の花 朝妻力 雲の峰 200206  
青銅の馬の筋肉桐の花 伊藤重美 雲の峰 200206  
一生に鏡いく枚桐の花 朱間繭生 銀化 200206  
どん亀の甲羅を干せる桐の花 山田六甲 六花 200206  
城垣のひとつに卍桐の花 山田六甲 六花 200206  
天空へ引き寄せられし桐の花 森理和 あを 200206  
感情をしづめて仰ぐ桐の花 丸山佳子 京鹿子 200207  
桐の花誤算は人の世のならひ 岩尾みち子 京鹿子 200207  
遠つ世のむらさき霑れ桐の花 千代田葛彦 馬醉木 200207  
遠き日を思はせる雲桐の花 斎藤道子 馬醉木 200207  
山縫うて高速道や桐の花 水野邦央 雲の峯 200207  
桐の花ハンカチーフを貰ひけり 天野きく江 200207  
桐の花天秤棒のたわみけり 唯野まり 200207  
曇天を支へてをりぬ桐の花 江本路代 酸漿 200207  
ゴムホース巻きをり遠く桐咲けり 岡本眸 200207  
村と村つなぐ国道桐の花 金田美恵子 ぐろっけ 200207  
峡住の七曜淡し桐の花 新家生子 200208  
甲冑につはもののこゑ桐咲ける 東尾G子 馬醉木 200208  
桐の花昂奮の頬さめて来し 徳永真弓 百鳥 200208  
桐咲くや水田光りの御所平 岩木茂 風土 200208  
桐の花夢に見る母うらわかき 佐藤よしい 風土 200208  
巣立ち行く子に花桐の高さかな 鈴木庸子 風土 200208  
桐の花一揆の村を通りけり 高瀬志ず江 風土 200208  
武甲嶺の見ゆる車窓や桐の花 鈴木とし子 遠嶺 200208  
花桐や柾目整ふ男下駄 小牧喜美子 遠嶺 200208  
骨上げの細く小さく桐の花 永田延治 帆船 200208  
何もなき空へ一木桐の花 田中子 円虹 200208  
花桐の地にころがりてよりの色 出原博明 円虹 200208  
母の喜寿父の傘寿や桐の花 井尻妙子 京鹿子 200208  
桐の花青き雨降る近江なる 宇田喜美栄 200208  
桐の花棚田かと見ゆ桟敷席 片岡静子 200208  
峡の朝靄を纏ひて桐の花 三浦カヨ子 酸漿 200208  
桐咲けり近づく駅はおちやのみず 大内恵 酸漿 200208  
はるかなるものに昨日と桐の花 岡本眸 200208  
桐咲いて鼻緒の切れし下駄のこと 鹿野佳子 200208  
桐咲いて脇街道をけぶらする 宮原みさを 花月亭 200208  
桐咲いて天日昏くありにけり 宮原みさを 花月亭 200208  
桐の花振り返るたび高くなる 三浦澄江 ぐろっけ 200208  
摺り足の禰宜の白足袋桐の花 中谷葉留 風土 200209  
花桐の下に置かれし竿と魚籠 桑田眞佐子 火星 200209  
舟降りてより対岸の桐の花 大山文子 火星 200209  
仮寓より仮寓に移り桐の花 半澤佐緒里 百鳥 200209  
桐の花埠頭倉庫の小窓あく 清水明子 遠嶺 200209  
連峰の襞よりけぶる桐の花 新関澄子 遠嶺 200209  
籤運にそつぽをむかれ桐の花 鳴海清美 六花 200209  
一炊の夢いまもあり桐の花 青山丈 200209  
暁の雲もむらさき桐咲けり 糸井芳子 200209  
記憶てふやさしき色に桐の花 糸井芳子 200209  
桐の花夫の第二の故郷去る 網野茂子 酸漿 200210  
突然の入籍告げし桐の花 半澤佐緒里 百鳥 200210  
桐咲けば故なく遠きひとのこと 沢田邦子 200210  
桐の花飛騨路のゆふべ雨となり 加藤暢一 200302  
運転の目に残像の桐の花 稲畑汀子 ホトトギス 200305  
教会の長き木の椅子桐の花 田中藤穂 あを 200306  
桐咲くや浜石囲ふ耶蘇部落 一瀬昭子 馬醉木 200307  
下駄などになるつもりなし桐の花 山田六甲 六花 200307  
九階より降り来て桐の花仰ぐ 松崎鉄之介 200307  
桐咲くや母思ふ日の続きをり 上原光代 酸漿 200307  
仰ぎては通り過ぎ行く桐の花 上原光代 酸漿 200307  
嬰児の乳飲む音や桐の花 伊藤いな栄 酸漿 200307  
老舗なる家具屋の庭や桐の花 伊藤いな栄 酸漿 200307  
桐の花田掻の泥に落ちにけり 南うみを 風土 200307  
山の家孤高の一樹桐の花 鈴木ヤスエ 築港 200307  
越前の風に色濃き桐の花 渡辺政子 雲の峯 200307  
桐咲くや屋根くろぐろと能登の村 中御門あや 雲の峯 200307  
桐の花香りて過疎となりゆけり 西所正臣 雲の峯 200307  
山国の晴のち曇桐の花 森田蝌蚪 200307  
花桐に日輪を置く月の山 森田蝌蚪 200307  
桐はなほ花かかぐなり受賞の日 宮津昭彦 200308  
北上川の流れゆつたり桐咲けり 毛塚静枝 200308  
健康の一欲でよし桐の花 筒井妥朶 200308  
追ひ越されジョギング終る桐の花 高田令子 200308  
汚れなき叙勲孤高の桐の花 鈴木ヤスエ 築港 200308  
敵役なれど名君桐の花 岡田万壽美 雲の峯 200308  
熊野路の山また山や桐の花 仙石君子 雨月 200308  
雨暗む長府や桐の花の濃く 杉本美智江 雨月 200308  
桐咲くやいまも釣瓶で水を汲み 影山わこ 百鳥 200308  
桐咲いて浅き眠りのひと夜かな 石川英利 百鳥 200308  
山道にして通学路桐の花 若林花枝 200308  
水辺りに鴨場鎮もる桐咲けり 秋山ユキ子 200308  
風通ふ医院を閉ぢし桐の花 伊藤マサ子 ぐろっけ 200308  
桐の花咲くたび母の遠くなる 片山由美子 200309  
気付くときいつも曇天桐の花 岩垣子鹿 ホトトギス 200309  
桐咲いて薬師の谿の空くもる 大竹淑子 風土 200309  
生きるとは微笑むことか桐の花 城尾たか子 火星 200309 母よ
桐咲けり妙音橋の傍の家 大内恵 酸漿 200309  
桐の花ビルの谷間をひろげをり 内藤順子 酸漿 200309  
剃刀をあてて得度や桐の花 苑実耶 200310  
桐咲いて川の向かうは日照かな 中道愛子 200312  
桐咲くとまなざし高く歩みけり 飯塚雅子 200401  
桐咲くや父と違へる本籍地 能村研三 滑翔 200402  
桐の花千年杉に紛れざる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200405 桐の花 3→

 

2014年5月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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