川施餓鬼    17句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
焙じ茶を冷やしてありぬ川施餓鬼 吉田飛龍子 春耕 199910
川施餓鬼こまかく震ふ淵の笹 桑田眞佐子 火星 200111
流木を拾ひあつめて川施餓鬼 水野三千夫 200305
生まれても死ななあかんか川施餓鬼 松山律子 六花 200308
淀川に小さき船団川施餓鬼 大石登志美 築港 200311
海荒れて船出ず仕舞川施餓鬼 塩川雄三 築港 200510
淀川の高き堤防川施餓鬼 安部桂 築港 200511
川施餓鬼欄干に人あふれきし 村上葉子 百鳥 200511
潮の香を風が運べる川施餓鬼 安部桂 築港 200511
川施餓鬼水は凶器となりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808
合鉢を鳴らすこだまや川施餓鬼 八田木枯 晩紅 200908
らふそくを砂に立てあり川施餓鬼 大山文子 火星 201011
川施餓鬼小さき花火揚りけり 小川玉泉 末黒野 201012
腰おろす石のほてりや川施餓鬼 鎌田八重子 馬醉木 201610
驟雨きて願文にじむ川施餓鬼 福島せいぎ 万象 201611
白髪の吹き散らさるる川施餓鬼 柴田佐知子 201811
乱声の経を唱へし川施餓鬼 能村研三 202010

 

2022年8月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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