刈 萱     17句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
勾配の急な石段雄刈萱 二神節子 200101
湖風に吹かれっぱなし雌刈萱 安部和子 雨月 200109
刈萱流し燃ゆる落暉をかなたにす 阿部ひろし 酸漿 200112
刈萱の生きなんとして絮を吐く 沼田巴字 京鹿子 200202
神神廻山桔梗刈萱欲しいまま 関口ゆき あを 200211
水が鎮まり麻の実と刈萱と 雨村敏子 200212
刈萱の揺らぎ流離の耳ふたつ 天野きく江 200301
刈萱のもみづり初めし年忌かな 大橋敦子 雨月 200312
両親の影から離る雌刈萱 佐藤恭子 あを 200609
泛びでて刈萱いよよよき色に 水野恒彦 200812
手に触るる刈萱かろき家路かな 十川たかし 201201
刈萱で染めし絹糸月のいろ 長山あや ホトトギス 201201
刈萱の雨の名残を活けられし 稲畑汀子 ホトトギス 201209
刈萱の月光菩薩月を得し 伊丹さち子 馬醉木 201312
刈萱の三つ編みにされ遊歩道 上月智子 末黒野 201502
穂を解きて天下如何にや雄刈萱 山田夏子 雨月 201512
刈萱の用水池を埋め尽し 古川しげ子 雨月 201911
刈萱の揺れて小指の擦過傷 鷺山珀眉 京鹿子 202112
更地には早刈萱の風を呼ぶ 牛島晃江 202211

 

2023年9月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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