枯芙蓉     38句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
手渡しの夕刊ぬくき枯芙蓉 岡本眸 199904
芙蓉枯れ店前せまき大経師 中谷葉留 風土 200003
手に触れて枯るる音立つ芙蓉の実 光枝晴子 200003
兵の夢はいづこや枯芙蓉 稲畑廣太郎 ホトトギス 200012
板塀に触れたる音は枯芙蓉 岩田由美 「夏安」 200210
芙蓉枯れ蘂に小さな名残花 近藤幸三郎 風土 200212
影みんな咲いてゐるなり枯芙蓉 城孝子 火星 200303
日の恵みとらへて芙蓉枯れに入る 林裕子 風土 200502
枯芙蓉壷に挿されてはなやげり 鎌倉喜久恵 あを 200504
くれなゐの雨降つてゐる枯芙蓉 山尾玉藻 火星 200512
五芒星の形目出度けれ枯芙蓉 中島陽華 200602
哀しみの多く語らず枯芙蓉 中野英歩 八千草 200606
枯れきって素っ気なかりし芙蓉の実 今井妙子 雨月 200702
枯芙蓉風に乾ける音を生む 小城綾子 200803
留守の家の芙蓉枯れきる音なりし 助口弘子 火星 200803
枯芙蓉転院五回目母卒寿 長瀬節子 ぐろっけ 200804
頑に黄泉を拒みて枯芙蓉 稲畑廣太郎 ホトトギス 200812
在りし日の姿を秘めて枯芙蓉 稲畑廣太郎 ホトトギス 200812
からからと風が奏でる枯芙蓉 木内美保子 六花 200903
虫喰の葉の二三枚枯芙蓉 中道愛子 200903
枯芙蓉滅多に曲ることのなく 服部早苗 200904
枯れ切つて呵呵大笑の芙蓉かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200912
白日をしづかな糧と枯芙蓉 鳥居おさむ ろんど 200912
自他共に甘えを許す枯芙蓉 山本敏子 ぐろっけ 201103
枯芙蓉思ひの多き年なりき 塩田博久 風土 201202
枯芙蓉活けて茶室の静寂かな 金田和代 かさね 201203
坂道を風吹き上ぐる枯芙蓉 藤井美晴 やぶれ傘 201204
枯芙蓉二日月あり夫偲び 細川コマヱ 雨月 201303
枯芙蓉まろき命のひそみをる 延広禎一 201304
種吐きて吐きてからから芙蓉枯る 大橋淳一 雨月 201403
枯芙蓉五つに裂けし実なりけり 竹内悦子 201501
出入りのかの酔芙蓉枯れてゐず 山崎靖子 201502
枯芙蓉一人で出来ぬ事の増ゆ 宮崎高根 201502
枯芙蓉気儘に生きし覚えなし 安住敦 春燈 201506
帯塚に風の執着枯芙蓉 片山煕子 京鹿子 201601
枯芙蓉風に鳴りたる暮色かな 久保久子 春燈 201602
枯芙蓉生けてローカル線の駅 松本三千夫 末黒野 201603
弾くるは華やぎに似て枯芙蓉 蒲田雅子 雨月 201802

 

2020年12月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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