枯 蔓      71句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
枯蔓の大波小波山の墓 藤田宏 199903  
枯蔓を引けば山肌ついてくる 稲畑汀子 ホトトギス 199912  
枯蔓も一枚となる野の起伏 稲畑汀子 ホトトギス 199912  
枯蔓を引けば引かるるまま伸びぬ 稲畑汀子 ホトトギス 199912  
枯蔓の引けば引かるる力あり 稲畑汀子 ホトトギス 199912  
枯蔓に白を点じて遠穂高 岡田貞峰 馬醉木 200001  
遠く来てこの枯蔓の実を問ひぬ 岡本高明 200001  
枯蔓に雪柔かにひつかかり 高野素十 初鴉 200001  
枯蔓や割印と言ふ継ぎ役 鈴鹿仁 京鹿子 200002  
六根清浄枯蔓巻いてをりにける 各務耐子 200003  
枯蔓引きこの星すこし回しけり 七種年男 200101  
枯蔓の性根すわりし巻き絡み 能村研三 200101  
枯蔓や大き波打ち墓に触れ 藤田宏 200101  
枯蔓の呪縛の術を見たりけり 谷村祐治 雨月 200203  
枯蔓は這ふにまかせて書痙かな 中原道夫 銀化 200212  
枯蔓に朝日あびをり雀たち 阿部ひろし 酸漿 200302  
枯蔓を引きてざわめく昼の月 米澤光子 火星 200303  
太陽へ枯蔓ふくらみゐたりけり 鳴海清美 六花 200304  
枯蔓を剪らむと誰も思ひ誰もせぬ 野路斉子 200403  
枯蔓へ跳んで届く子とどかぬ子 野路斉子 200403  
枯蔓をひつ張る何もかも忘れ 野路斉子 200403  
出征の文字枯蔓のあるばかり 松たかし 火星 200501  
枯蔓なほ一樹の縛をゆるめざる 田辺博充 200502  
枯蔓を剥がすや灯油売りの声 景山まり子 百鳥 200503  
枯蔓を引けば海光広がれり 岩月優美子 200503  
枯蔓を引きて枯音楽しめり 田中敬子 百鳥 200503  
黒門は開かず枯蔓走りけり 九万田一海 河鹿 200503  
枯蔓を引きて己の力知る 大串章 百鳥 200503  
枯蔓の宙にさ迷ふ切り通し 前迫寛子 河鹿 200504  
枯蔓の下に萌黄の柳見る 辻恵美子 栴檀 200505 東大
枯蔓をひとたぐりして子の遠し 坂ようこ 200602  
枯蔓のさみしさみしと絡むなり 岡本眸 200603  
枯蔓に種のびつしり藪の雨 坂口夫佐子 火星 200609  
枯蔓をたぐれば軽し鳥瓜 鎌倉喜久恵 あを 200701  
枯蔓のつなぎ止めゐる烏瓜 大石喜美子 雨月 200703  
ブロック塀の枯蔓縦横無尽かな 松崎鉄之介 200703  
枯蔓の意地のからまり具合かな 高橋将夫 200704  
枯蔓のつなぎ止めたる実の眩し 池田かよ ぐろっけ 200705  
波音や枯蔓のまたほどけさう 百瀬七生子 海光 200705  
たましひとなり枯蔓の力かな 本多俊子 200712  
枯蔓や白亜の塔は高すぎる 豊田都峰 京鹿子 200802  
神木に藤の枯蔓絡まれり 古田美恵 200803  
枯蔓へまきつく電線いよよ過疎 村田冨美子 京鹿子 200804  
引くたびに枯蔓の鳴る烏瓜 山田六甲 六花 200812  
枯蔓を引いて力のなさを知る 鎌倉喜久恵 あを 200812  
枯蔓の性根すはりし巻き絡み 能村研三 200901 長崎・出津
枯蔓にがんじがらめの捨小舟 萩原すみ 春燈 200905  
枯蔓を焚けば来給ふ歌の神 竹下陶子 ホトトギス 200909  
枯蔓の土蔵を守りてものの声 鈴鹿仁 京鹿子 201001  
枯蔓のぬくみをもらふ無縁墓 村田冨美子 京鹿子 201001  
枯蔓の縺れそつくりなる頭中 田中貞雄 ろんど 201003  
届かざる言葉枯蔓引きに引く 川上久美 ろんど 201103  
枯蔓や引ききれぬまま風にゆれ 池田いつ子 酸漿 201106  
枯蔓を垂らし旧家の巨木かな 若江千萱 雨月 201112  
からす瓜枯蔓余力ありにけり 中江月鈴子 201201  
枯蔓の緞帳下ろす古墳山 田中貞雄 ろんど 201204  
枯蔓で束ねた薪を軒の下 後藤克彦 かさね 201301  
枯蔓引く知恵の輪の知恵解けぬまま 川上久美 ろんど 201303  
枯蔓やしたたかに生きし名残りなる 寺田すず江 201303  
枯蔓の縺れしままに焚かれけり 松田泰子 末黒野 201304  
枯蔓のト音記号や谷津の空 奥井あき 201304  
函嶺洞門透きて枯蔓枯芒 安斎久英 末黒野 201404  
行く雲や枯蔓森をわしづかみ 石原健二 やぶれ傘 201404  
枯蔓のおどろにいよよ渓の道 谷村祐治 雨月 201502  
溜まり水そして枯蔓雀群れ 関桂二 201508  
引きたれば枯蔓僅か伸び縮む 阿部澄 万象 201602  
枯蔓や樋を螺旋に縋りつく 長崎桂子 あを 201702  
枯蔓に風神遊ぶ夕日あり 本多俊子 201704  
枯蔓の戻り絡みや関ヶ原 能村研三 201801  
すがるもの見つからぬまま枯れし蔓 山田佳乃 ホトトギス 201805  
意の儘に果てし枯蔓風ばかり 鈴鹿仁 京鹿子 201902  

 

2019年11月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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