芥子菜      17句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
芥子菜の種の稔れり島の畑 阿部月山子 春耕 200009
手入れせぬ庭の芥子菜摘めるほど 松崎鉄之介 200307
芥子菜が咲く堤防の尽くるまで 上石哲男 築港 200406
湯に通す芥子菜の色雪霏々と 佐野和子 栴檀 200604
芥子菜のぞくりと生ふるケアハウス 横川あい 200605
類句点からし菜漬を刻むほど 井上信子 200606
芥子菜漬ぴりりと母の言葉いま 平野きぬ子 八千草 200709
芥菜も黄色の生地の花開く 福盛悦子 雨月 200805
芥子菜や川原へ降りる土手の道 瀬島洒望 やぶれ傘 201009
君嫁菜吾からし菜の握り飯 南うみを 風土 201406
せせらぎの底に芥菜煌めけり 赤座典子 あを 201406
からし菜の土手に流るる時報かな 白石正躬 やぶれ傘 201506
からし菜のほろりと青き炉の名残 栗山よし子 馬醉木 201506
芥子菜の花盛りなる中州かな 萩原久代 やぶれ傘 201606
芥菜を提げて夕日の土手来る 阿部澄 万象 201707
からし菜や犬と少女の見え隠れ 吉田幸恵 やぶれ傘 201908
芝川の岸の芥子菜たんと摘み 有賀昌子 やぶれ傘 202007

 

2021年3月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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