空 風    64句

大沼の匂ひ抜けけり空っ風    内田真人

作品
作者
掲載誌
掲載年月
空っ風転びやすくて笑う塔婆 浜芳女 海程 200006
空風に押し戻されし乳母車 森裕子 円虹 200102
六甲おろしてふ空風の旅にあり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200112
空風に耳の千切れんばかりかな 鈴木伊都子 200202
空風や都会の人になりすます 森本さやか 雲の峰 200402
公園のふらここゆらす空風 清水かつ 酸漿 200402
空風が一本杉を虐げる 森津三郎 京鹿子 200405
うぶすなは東京の町空っ風 竹村尚絋 200503
託ちごと攫ってゆきし空っ風 西村操 雨月 200603
空っ風新聞売りは石のせて 鎌倉喜久恵 あを 201002
川岸の外灯暗し空っ風 小川玉泉 末黒野 201004
身の箍のきーんと張れり空っ風 宮崎左智子 201103
櫓のみ残す城趾に空っ風 中尾廣美 ぐろっけ 201105
すぐ駆ける幼な追いかけ空っ風 福島松子 ぐろっけ 201204
空風に絡む暖簾やけむり沁む 丸山酔宵子 かさね 201302
走者いま五区の田園空つ風 高橋あさの 201302
目の動く笑顔の選挙空つ風 石田きよし 201303
空つ風叔母は叔父さん残しけり 高橋信一 201303
校庭をだだつ広くす空つ風 神田小夜子 ろんど 201303
空つ風防音壁を滅多打ち 藤本節子 万象 201305
立ち話の間を抜くる空つ風 佐藤喜仙 かさね 201402
空つ風送電塔のふんばりて 松本恒子 ぐろっけ 201402
空っ風幼の後を追ひ続け 森理和 あを 201402
空風を背中に畝を立てにけり 石原健二 やぶれ傘 201402
樹の瘤に恨み辛みや空つ風 鳳蛮華 201403
浅間嶺は真白き屏風空つ風 広渡敬雄 201403
空風や町の半鐘ビルの底 菅野日出子 末黒野 201404
三日月を西に夜となるからつ風 大島英昭 やぶれ傘 201503
素地捻るフライドクッキー空つ風 柳本渓光 ろんど 201503
街灯の切れて久しや空つ風 菅野日出子 末黒野 201505
空っ風吹けば負けじと高調子 中川のぼる 201504
あの雲の下は上州空つ風 大木清美子 201602
空つ風音より先へ駈け抜くる 石田きよし 201603
空つ風どつこい淡く生きてゐる 中山皓雪 201603
大股の人が先ゆく空つ風 きくちきみえ やぶれ傘 201603
パスタ屋の幟ぱたぱた空つ風 安藤久美子 やぶれ傘 201603
空つ風古書店街を小半日 大畑善昭 201604
空つ風屋根に石置く御師の家 及川照子 末黒野 201604
猿山のボスに真つ向空つ風 松原智津子 万象 201703
松に鳴り樫に響けり空つ風 黒滝志麻子 末黒野 201703
空つ風木目の粗き神楽殿 久世孝雄 やぶれ傘 201703
張り詰むる星座際立ち空つ風 森清信子 末黒野 201704
付きまとふ甘栗売りや空つ風 加藤静江 末黒野 201704
漱石賞なき文壇や空つ風 安立公彦 春燈 201802
空っ風ててんパラララはね太鼓 篠田純子 あを 201804
大杉玉揺らし近江の空っ風 山田由利枝 雨月 201902
ソックスの真つ赤が急ぐ空つ風 はしもと風里 201903
とり急ぎ用件のみと空つ風 大文字孝一 春燈 201903
刈りあげし頭に寒き空つ風 濱野新 やぶれ傘 201904
換気扇きしきし廻る空つ風 高橋均 やぶれ傘 201904
裏木戸の不協和音や空つ風 木村梨花 春燈 201904
抜け道の通行禁止空つ風 豊谷ゆき江 春燈 201904
自販機の熱き茶ごとん空つ風 森清信子 末黒野 201905
空風のこゑが木立を抜けてくる 渡邉孝彦 やぶれ傘 202003
一天を一碧にして空っ風 下田奉枝 雨月 202003
空っ風くぐり草津の湯畑に 岡村彩里 雨月 202003
電飾の町を遠見に空つ風 占部美弥子 末黒野 202004
空つ風歩めば鼻の尖りくる 石井秀一 風土 202004
ふり乱す大王松や空つ風 奥田茶々 風土 202004
無機質な町を煽るや空つ風 出利葉孝 202004
終点の空のあかるさ空つ風 大崎紀夫 やぶれ傘 202103
空つ風ミットを逸れし球がくる 大崎紀夫 やぶれ傘 202103
将門の魂飛んでくる空つ風 平田紀美子 風土 202104
空つ風肩ぶつけ合ふ下校の子 斉藤マキ子 末黒野 202104

 

2021年12月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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