寒詣・寒参    25句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
寒詣聖橋より始まれり 小石秀子 酸漿 200003
寒参り六腑に響く太鼓かな 芝尚子 あを 200103
雲晴れて岬見えきし寒詣 沢崎ゆきえ 春耕 200204
寝つかれず三たび厠へ寒参 河合笑子 あを 200212
役行者の脚力恃み寒詣 大橋敦子 雨月 200303
菜畑に日のゆきわたる寒詣 青砥真貴子 200401
吉左右の風は彩もつ寒詣 鈴鹿仁 京鹿子 200403
癒ゆる事一途に願ふ寒詣 澤村一與 築港 200503
良き縁さづけ給へと寒参り 西氏宣子 遠嶺 200604
寒詣揃ひし太鼓闇を攻む 荻野嘉代子 春燈 200703
風の無き日和と読みて寒参り 川崎良平 雨月 200804
御灯明の止まる刻あり寒参 井島郷雲 火星 200904
錠剤の赤白黄色寒詣 遠藤実 あを 201001
思ひ出のつきぬ社よ寒詣 岡久枝 酸漿 201103
寒参り闇より来ては闇に消え 鈴木英男 末黒野 201104
寒詣赤き鳥居をくぐりけり 中道愛子 201204
打ち鳴らす金鼓のひびき寒詣 尾崎みつ子 雨月 201205
願あまた一宮二寺を寒詣 鳥居おさむ 万華鏡 201206
鈴の緒の湿り諸手に寒詣 国包澄子 201302
大榾の煙に噎せる寒詣 田中一美 ろんど 201305
入相の鐘の一打や寒詣 播磨武子 雨月 201505
一灯に一願託し寒詣 大文字孝一 春燈 201604
寒詣人の流れに歩を合はす 阪上多恵子 雨月 201804
月青し太古の闇の寒詣 谷口一献 六花 201804
新しき鈴に鈴の緒寒詣 黒滝志麻子 末黒野 202204

 

2023年1月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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