寒 泳       23句

寒泳の炭火を土の上に焚く   田中午次郎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
陸続と来る寒泳の眼かな 大島雄作 199901
寒泳の抜き手しみじみ年の功 小林呼溪 200001
身を強く抱き寒泳者水を出づ 山口速 200005
波立てず次々入る寒泳者 坂口三保子 ぐろっけ 200006
寒泳の白一本を締めしのみ 鷹羽狩行 十三星 200105
寒泳の衆目を負ふ褌の白 能村登四郎 200108
寒泳を迎ふ流木火の粉あげ 佐々木踏青子 200112
寒泳を見てをりくはへ煙草にて 木下野生 200304
雲映りゐて寒泳のあとの川 木下野生 200304
寒泳の筋骨顕ちて戻りけり 高千夏子 200403
寒泳子褌の白をきりり締め 松本圭司 200504
寒泳の湯気立て上がり来たりけり 中山砂光子 200505
寒泳や紅の褌垂らしくる 田上昭夫 四葩 200603
寒中水泳応援の人震へゐる 鈴木多枝子 あを 200703
寒泳者迎へる浜の大焚火 齋部千里 ぐろっけ 200703
武者振ひしておもむろに寒泳ぎ 重松早由未 200704
年寄も居て寒泳の昂ぶりぬ 嶋木勝次郎 遠嶺 200705
寒泳を鼓舞カヌーらが櫂立てて 久保田由布 ぐろっけ 200905
乙女らの寒泳校歌もて終る 小野恵美子 馬醉木 201004
寒泳の子等にそだてる勢ひの火 柴田近江 201402
天に炎をあげ寒泳の浜焚火 遠藤真砂明 201403
寒泳や腕組むコーチ米寿なり 伊吹之博 京鹿子 201505
寒泳のかがやく肉体水を出づ 梅村寸みを 201804

 

2021年1月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。