寒 靄    13句

寒靄や老は泳いでゐるごとし   八田木枯   鏡騒

作品
作者
掲載誌
掲載年月
寒靄のメリケン波止場人影す 田中藤穂 水瓶座 200002
寒靄の丹波の山のとりけもの 山尾玉藻 火星 200103
寒靄に楮蒸す湯気の溢れをり 岩木茂 風土 200402
寒靄の満濃池となりゐたり 石脇みはる 200402
寒靄のとぎれしあたり日当れる 雨村敏子 200403
寒靄にに包まれて杣廻りぬ 祐森省造 雲の峰 200403
寒靄や遂に故山の見えざりき 於久昭臣 雲の峰 200502
寒靄や草にのりたる水の玉 加藤みき 200704
寒靄や少女の拍車きらめきて 大坪景章 万象 200901
寒靄に五百羅漢の話し声 前田美恵子 201303
八咫烏を待つ寒靄の大鳥居 中田禎子 201304
寒靄を脱ぎし筑波の女体かな 大坪景章 万象 201304
寒靄を破りて馬の嘶けり 前田美恵子 201405

 

2021年1月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。