かもしか       24句 (他季を含む)

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
羚羊か雪渓よぎる影速し 岡野美代子 馬醉木 199908
羚羊の貌出す岩場冬紅葉 金子きくえ 春耕 200002
羚羊の目と合ひし崖雪解急 黄川田美千穂 200007
かもしかに今出合ひしと岩魚釣 杉阪大和 春耕 200107
もろに陽射し日本羚羊に花虻 金子兜太 海程 200110
羚羊の死に出合ひたり薄紅葉 小田元 六花 200112
裏山に羚羊の来し良夜かな 岩上登代 春耕 200112
新雪にうさぎ羚羊わが足跡 藤原照子 200204
かもしかのをるやも知れぬ雪解急 長沼紫紅 200211
岩蓼や羚羊の跡火山灰に絶え 岡田貞峰 馬醉木 200310
武家屋敷にひそむかもしか梅咲いて 長沼紫紅 200406
かもしかの眼に会ふ釣瓶落しの日 伊東省子 百鳥 200412
裏山に羚羊親子見える宿 上原口チヱ ぐろっけ 200504
羚羊のこちら窺ふ茂みかな 南恵子 万象 200508
夏山のカモシカ峠水を飲む 中道錦子 200511
羚羊飛ぶコロンブスの卵かな 中島陽華 200603
かもしかの塒を見たり薬狩 大坪貞子 万象句集 200703
羚羊のあやふき崖や花さびた 佐藤いね子 馬醉木 201011
かもしかの木の間隠れや湯治宿 堺昌子 末黒野 201304
羚羊の親子来てをり草紅葉 赤川誓城 ホトトギス 201503
落石の元は羚羊雲の峰 甕秀麿 201510
激津瀬を羚羊渉る小望月 根岸善雄 馬醉木 201512
落石の元は羚羊雲の峰 甕秀麿 201602
悠然と羚羊の歩や里の春 田中信行 201707

 

2020年12月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。