掛香・匂ひ袋     48句 (含む他季)


作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
匂ひ袋妻は時計の短針に 丸山海道 京鹿子 199808  
匂ひ袋躾けきびしき亡母遠し 久保田一豊 いろり 199909  
匂袋たもとに入れて逢いに行く 久保田一豊 いろり 199910  
来客に匂ひ袋の香を替へる 福山和花 京鹿子 199910  
澄む水に匂ひ袋を隠し持つ 山村桂子 遠嶺 200001  
秋分の匂袋に振り向きぬ 山田六甲 六花 200010  
春の風邪匂袋を枕辺に 佐藤淑子 雨月 200106  
月の夜の匂ひ袋に眠り落つ 大和あい子 百鳥 200112  
僧に買ふ匂袋の対を買ふ 磯野しをり 雨月 200210  
ふあつと匂ひ袋は春景色 滝沢環 京鹿子 200305  
春すでに匂ひ袋を一つ買ふ 野口みどり 酸漿 200306  
掛香を吊つてやさしくなれるかな 奥田節子 火星 200309  
賜はりし匂ひ袋に梅雨忘る 伊藤光子 ぐろっけ 200310  
立冬の抽斗匂ひ袋かな 谷村幸子 200402  
掛香や古りし箪笥の艶びかり 伊東省子 百鳥 200409  
小鳥来て匂ひ袋の封書くる 岬雪夫 200502  
姫香てふ匂袋に金の鈴 赤座典子 あを 200507  
掛香に集ひて米寿祝ぎくるる 園多佳女 雨月 200510  
掛香の香に一番の客となる 桑田青虎 ホトトギス 200512  
雛飾る匂ひ袋のほのかなる 植竹惇江 春燈 200605  
香水より匂ひ袋に替へて出る 奥田恵美 200610  
京の秋匂袋の赤選ぶ 森山のりこ あを 200701  
匂袋仕事始めの抽出しに 酒井ひろ子 200704  
匂袋かすかに香る初袷 鎌倉喜久恵 あを 200807  
匂袋もろうて帰る中の空 雨村敏子 200808  
あたらしき匂袋や土用干 中村房子 馬醉木 200811  
掛香や佛壇洗ひ了りたり 伊藤敬子 200909  
掛香の錦の褪すを佳しとして 浅井青二 雨月 200911  
匂ひ袋通夜の娘の胸に置く 大西八洲雄 万象 200911  
きつね雨匂袋を置いて行く 菊池和子 京鹿子 201001  
掛香や書道指南を社家夫妻 鎌田篤 雨月 201010  
掛香や遺愛の居間はそのままに 水田むつみ ホトトギス 201011  
掛香や夫の知らざる祈りあり 安永圭子 風土 201112  
懐に匂ひ袋を白秋忌 芝田幸惠 末黒野 201202  
摘草の匂ひ袋となりにけり 代田青鳥 風土 201206  
匂袋商ひ社家の裔なると 村上悦子 雨月 201208  
春着吊る匂ひ袋は誰が袖を 林いづみ 風土 201404  
掛香の具は大振り海恋し 大西よしき ろんど 201410  
掛香のほのか老舗の奥座敷 堀田恵美子 雨月 201410  
匂ひ袋はあなたと私だけの季語 直江裕子 京鹿子 201411  
掛香のほのかに匂ふ袖だたみ 大坪あきら 万象 201412  
水満満匂袋のかすかな香 加藤みき 201509  
紅絹裏の匂袋も土用干 来海雅子 201509  
掛香やお厨子大きく開け申し 浅井青二 雨月 201510  
掛香や父母の風雅の日々遥か 横山昭子 雨月 201512  
本棚に吊る掛香と守り札 松本三千夫 末黒野 201609  
桐箱の匂袋のある座敷 古川しげ子 雨月 201809  
掛香や謐かにこめる鳩居堂 津野洋子 京鹿子 201911  

 

2020年5月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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