次郎柿      26句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
さみしきものに太郎柿次郎柿 深澤鱶 火星 199912
野放図なあいつは次郎柿かじる 延原ユキエ 船団 199912
太郎より次郎柿の面がまへ 保坂さよ いろり 200101
はらからの集う一日や次郎柿 竹下昭子 ぐろっけ 200102
次郎柿成って男子を生さざりき 蓮尾みどり ぐろっけ 200301
次郎柿大きな蔕を持ちゐたり 田中英子 火星 200302
次郎柿や父ゆつくりと腰おろす 雨村敏子 200402
太郎無くさてもさてもの次郎柿 大橋敦子 雨月 200512
南無南無とひとりで落つる次郎柿 大島翠木 200702
村上枝たわわ藁屋に色添ふ次郎柿 村上克哉 201001
ちちははの無くて色づく次郎柿 城孝子 火星 201001
妹の送りくれたる次郎柿 石井邦子 酸漿 201002
枝たわわ藁屋に色添ふ次郎柿 村上克哉 201002
次郎柿仏間の奥へ日が射せり 福島せいぎ 万象 201401
塀の穴覗き食べ頃次郎柿 山田正子 201402
談笑のまん中にあり次郎柿 松田洋子 201412
次郎柿色付く朝の陣太鼓 藤岡紫水 京鹿子 201601
群馬より手作り菓子と次郎柿 廣瀬雅男 やぶれ傘 201601
次郎柿もぐ雲梯を掛けにけり 下平しづ子 雨月 201603
次郎柿常陸の国は母の里 須賀敏子 あを 201612
風呂敷に母の包みし次郎柿 鈴木鳳来 春燈 201701
凭るると傾ぐ板塀次郎柿 瀬島洒望 やぶれ傘 201701
透ける葉の赤黄美し次郎柿 贄由俊之 やぶれ傘 201904
谷の戸の夕日するりと次郎柿 森清堯 末黒野 202201
食うべけり波郷好みし次郎柿 田中臥石 末黒野 202201
沖に波立ち日に熟るる次郎柿 鈴木礼子 末黒野 202201

 

2023年10月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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