一茶忌      108句

一茶忌や父を限りの小百姓   石田波郷

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
雀らにほぐすパン屑一茶の忌 村上田鶴子 風土 199903  
走り根も日向もとめて一茶の忌 櫨木優子 199912  
一茶忌や信濃の大地拓けゆく 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
合席の赤子をあやし一茶の忌 櫨木優子 200001  
一茶忌の厚めに分かつ栗羊羹 内藤八重 俳句通信 200001  
田仕舞の藁火くすぶる一茶の忌 宮下秀昌 春耕 200002  
一茶忌の千枚通し抜きし穴 小形さとる 200002  
公園に移動図書館一茶の忌 辻のぶ子 俳句通信 200002  
煮えつまる豆のつぶやき一茶の忌 宮下本平 200003  
一茶忌の千枚通し抜きし穴 小形さとる 200008  
髪を結ふ一茶のその後一茶の忌 稲畑汀子 ホトトギス 200011  
一茶忌や心に初代吉右衛門 稲畑汀子 ホトトギス 200011  
一茶忌のその日より着るちやんちやんこ 村越化石 200102  
一人子のひとり遊びや一茶の忌 中西美保 雨月 200201  
一合の粥を焦がして一茶の忌 大塩千代 200201  
一茶忌の句会に通ふ裏通り 谷村祐治 雨月 200202  
一茶忌の介護老人甘えけり 松本文一郎 六花 200204  
寺裏へはや日が廻り一茶の忌 宮原みさを 花月亭 200208  
流山の味醂の香一茶の忌 池田冨美 帆船 200210  
髪を結ふ一茶偲べば一茶の忌 稲畑汀子 ホトトギス 200211  
一茶忌や庭に家鴨を遊ばせて 八木岡博江 酸漿 200301  
一茶忌や宮様の忌にならうとは 稲畑廣太郎 ホトトギス 200311  
砂浜のほがら歩きや一茶の忌 須佐薫子 帆船 200311  
一茶忌と思ひつつ旅つゞけをり 稲畑汀子 ホトトギス 200311  
一茶忌や清水哲氏の新蕎麦粉 松崎鉄之介 200311

一茶忌の献句を

求められて

忌に集ふ一茶の詠みし雀らも 鷹羽狩行 200402 信濃村
お手玉の鈴が鳴るなり一茶の忌 鶴田武子 雲の峰 200402  
意の如くならぬ生き死に一茶の忌 有山紫於 雨月 200402  
農継ぐも継がぬも不孝一茶の忌 稲井夏炉 帆船 200403  
一茶忌やまねて土鳩を追ひかくる 内田稔 遠嶺 200403  
一茶忌や背丈をしのぐ薪の嵩 久我八千代 200403  
一茶忌や水晶となる山の水 柴田久子 風土 200502  
愚に生きるこの一ト世かな一茶の忌 大西正栄 雨月 200503  
一茶忌や雀の意地の俳ごころ 鈴鹿仁 京鹿子 200601  
山に向き笛吹く少女一茶の忌 中橋文子 万象 200602  
ひとりきりの時間も大事一茶の忌 倉持梨恵 200602  
一茶忌や土蔵の中の喫茶店 浜口恵以子 風土 200602  
一茶忌や一樹占めたる群雀 城下明美 ぐろっけ 200603  
一茶忌の空雀等を零しけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200611  
一茶忌や痩せ犬月のスラム守る 渡邉友七 あを 200701  
一椀の蕎麥を供養に一茶の忌 藤岡紫水 京鹿子 200702  
一茶忌や信濃の空は無風なり 山下美絵子 遠嶺 200703  
一茶忌や笙を温めし朱の火鉢 能村研三 200801  
一茶忌やへのへのもへじの「じ」の勢 宮沢治子 春燈 200802  
句を詠まぬ日の無き暮し一茶の忌 落合由季女 雨月 200802  
新雪といへど尺余や一茶の忌 高橋喜代 200802  
贋物の軸つかまされ一茶の忌 遠藤若狭男 200803  
熊笹の色あざやかに一茶の忌 中島陽華 200808  
ハナハト派サイタサイタ派一茶の忌 塩路隆子 200901  
一茶忌や信濃は遠き母の国 和田政子 200902  
飛檐より雀こぼるる一茶の忌 下平しづ子 雨月 200903  
一茶忌の黒き頭巾の焼香す 斉藤道正 遠嶺 200903  
主観とは我執に非ず一茶の忌 稲岡長 ホトトギス 200904  
一茶忌や雀何やら姦しき 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911  
一茶忌の仮の世ながらさりながら 定梶じょう あを 200911  
信濃より味噌売りの来て一茶の忌 彦根伊波穂 200912  
湧水に水草靡く一茶の忌 増田八重 酸漿 201002  
篳篥の音や一茶忌の雪しぐれ 遠藤和彦 遠嶺 201003  
その墓にうすく日当り一茶の忌 今井千鶴子 ホトトギス 201003  
一茶忌の雀の土鈴鳴らしけり 多戸昌子 遠嶺 201003  
雀等に久々出会ふ一茶の忌 池部久子 酸漿 201102  
一茶忌の信濃は雪となりにけり 近藤幸三郎 風土 201103  
一茶忌や村ぢゆうの水美しき 外川玲子 風土 201103  
信濃路を白く塗り替へ一茶の忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
二万句の秀句は読めぬ一茶の忌 大西よしき ろんど 201202  
一茶忌や信濃の旅をこころざす 塩田博久 風土 201202  
一茶忌の心の襞の雪螢 西村純太 201202  
誰言ふとなく近寄りし一茶の忌 岡田愛子 京鹿子 201203  
小さき手に目隠しされし一茶の忌 松下八重美 夢見の鐘 201203  
けぶりぐせなる一茶忌の外竈 近藤牧男 六月 201206  
一茶忌や鋤き起す田に群れ雀 長崎桂子 あを 201301  
一茶忌や凩街道なほ歩く 佐瀬晶子 ろんど 201302  
一茶の忌ひつつき虫を脱いでとる 原田達夫 201302  
座布団に冬日の座る一茶の忌 菊川俊朗 201303  
投げ賣りの仏壇買ひし一茶の忌 松田都青 京鹿子 201306  
味噌汁を濃ゆくつくりて一茶の忌 丸山佳子 京鹿子 201312  
遊子たり何するでなき一茶の忌 山本無蓋 201402  
ふるさとの水こそよけれ一茶の忌 松村晋 ぐろっけ 201402  
人の幸ついっと見ぬ振り一茶の忌 板倉眞知子 ぐろっけ 201403  
山の鳥里の鳥なき一茶の忌 吉永すみれ 風土 201403  
雀どち遊んでくれぬ一茶の忌 稲岡長 ホトトギス 201404  
ふるさとは胸の内のみ一茶の忌 井上石動 あを 201412  
一茶忌の越の山脈風つよし コ田千鶴子 馬醉木 201501  
一茶忌や守谷にのこる寺ふたつ 石橋邦子 春燈 201501  
まつすぐな煮干はなくて一茶の忌 林昭太郎 201501  
浮かびきたあの柏原一茶の忌 小野寺節子 風土 201502  
何時か行く道かも知れず一茶の忌 直井たつろ 風土 201502  
一茶忌や子盗ろ遊びの線を引く 奥井あき 201502  
つくばねの実の旅立ちや一茶の忌 中村ふく子 201502  
一茶忌や咳止め飴の離されず 塩田博久 風土 201503  
連れ合うて軒の雀や一茶の忌 井上石動 あを 201601  
竹垣の向かうに雀一茶の忌 遠山のり子 201602  
一茶忌や信濃に虚子の暮せし日 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
一茶忌や雀に餌撤く焼鳥屋 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
一茶忌や浅間御機嫌斜めなる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
英国に雀の句碑や一茶の忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
一茶忌や人より雀多き里 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
虚子作の歌舞伎に偲ぶ一茶の忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
一茶忌や浅間の機嫌伺ひつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
犬派より猫派多数派一茶の忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
一茶忌や虚子を恐れぬ雀どち 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
雀語のつづいてをりぬ一茶の忌 井上静子 201702  
一茶忌のひしひしと結ふ雪囲 宇都宮敦子 201702  
園児らの作句快調一茶の忌 川村欽子 雨月 201802  
曾遊の目吹の里や一茶の忌 安立公彦 春燈 201802 野田市目吹
これがこの寂びる古里一茶の忌 竹村淳 201903  
黒姫はもう白きころ一茶の忌 片山博介 春燈 201903  
黒姫山の麓泊りや一茶の忌 福岡かがり 雨月 201903  

 

2019年11月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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