磯巾着 45句 磯巾着みんなさみしい靴はいて 平田薫 歳時記(第三書館) |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
むらぎもの磯巾着のま昼なり | 岡井省二 | 槐 | 199805 |
いそぎんちゃくゆうらゆらりのお念仏 | 寺田良治 | 船団 | 199811 |
空腹は磯巾着の天地ぞ | 岡井省二 | 槐 | 200004 |
磯巾着ほか波ぎはに動くもの | 岡本高明 | 槐 | 200004 |
臀つけば磯巾着の眇かな | 各務耐子 | 槐 | 200105 |
山門を出で磯巾着に参じけり | 小形さとる | 槐 | 200106 |
指にして磯巾着の手強かり | 黒田咲子 | 槐 | 200206 |
磯巾着触るれば涙ふき上げて | 網野茂子 | 酸漿 | 200206 |
白蓮洞春の潮目に磯巾着 | 磯野たか | 風土 | 200207 |
磯巾着縮む辛酸舐めしかな | 中原道夫 | 銀化 | 200303 |
待つだけに手足据ゑたる石牡丹 | 吉弘恭子 | あを | 200307 |
海星・石牡丹そのほか箱めがね | 鷹羽狩行 | 狩 | 200308 |
潮留り磯巾着の花の園 | 朝倉富次 | 酸漿 | 200404 |
大日へ磯巾着の潮とばす | 南一雄 | 槐 | 200406 |
身をよぢる磯巾着に陀羅尼の呪 | 延広禎一 | 槐 | 200408 |
日がさつと差して磯巾着の花 | 太田寛郎 | 狩 | 200408 |
口閉ぢし磯巾着に日の高し | 藤田輝枝 | 対岸 | 200507 |
磯の間を日の揺れ磯巾着の花 | 浜明史 | 風土 | 200509 |
字宙人の子の落としもの磯巾着 | 山元志津香 | 八千草 | 200510 |
磯巾着に睡たきまでの空があり | 加藤みき | 槐 | 200606 |
磯巾着地軸の傾斜など知らぬ | 中田禎子 | 槐 | 200806 |
磯巾着波に託せるものもなく | 豊田都峰 | 京鹿子 | 200907 |
磯巾着たゆたひにのることもなし | 豊田都峰 | 京鹿子 | 200907 |
貼りついていそぎんちやくは波まかせ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201204 |
子等見付け触れていそぎんちやくの綺羅 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201204 |
ぷくぷくといそぎんちやくの呟ける | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201204 |
陽気なるいそぎんちゃくと言ふべかり | 中島陽華 | 槐 | 201208 |
いそぎんちやく見てきし夜の羽根枕 | 山尾玉藻 | 火星 | 201403 |
海神の声磯巾着の昼ふかし | 本多俊子 | 槐 | 201705 |
波まかせ磯巾着の孤独かな | 能美昌二郎 | 沖 | 201707 |
君はまだ磯巾着の夢の中 | 鶴濱節子 | 船団 | 201802 |
磯巾着話を元に戻しましょう | 山岡和子 | 船団 | 201910 |
磯巾着待つだけの恋に飽く | 鈴鹿呂仁 | 京鹿子 | 202003 |
磯巾着餌取りの靡き美しき | 能村研三 | 沖 | 202004 |
シヤンソンの夜の波際磯巾着 | 江見巌 | 六花 | 202006 |
躓きて磯巾着を驚かす | 森高武 | 風土 | 202106 |
2022年3月21日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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