芋水車      38句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
芋水車廻る馬籠の夕永し 椙山正彦 200206
川上の菜の流れくる芋水車 立石萌木 雨月 200207
芋水車小国は虚子の曽遊の地 稲畑汀子 ホトトギス 200309
芋水車ここにも生活ありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200309
芋水車掛けし水音ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200309
芋水車嶺より風の下りて来し 谷口みちる 200312
澄む水に日暮れは軋む芋水車 淵脇護 河鹿 200412
芋水車胎蔵界の宴かな 延広禎一 200501
芋水車はじめは泥をとばしけり 酒本八重 里着 200506
北谷の冬穏やかに芋水車 中川志帆 万象 200605
月山の麓くすぐる芋水車 岡本崇 200612
大雨過ぎ韋駄天走り芋水車 中村翠湖 馬醉木 200710
芋水車回る熊川宿の昼 石脇みはる 200901
芋水車覗いてゐたる顎かな 中島昌子 200902
芋旨くなる芋水車ことことと 井田実代子 雨月 200912
芋水車回る門川鯖の道 井口淳子 201101
寒の水かたかた鳴らし芋水車 浜福惠 風土 201104
頬@被りの媼現はれ芋水車 長濱順子 201202
杣宿の怠けぐせなる芋水車 和田照海 京鹿子 201203
若狭みち朽木谷てふ芋水車 北崎展江 くりから 201209
芋水車仕掛けて里の寝静まる 中原吟子 雨月 201212
芋水車廻して音を紡ぎけり 山本麓潮 万象 201212
ややありてまたもごとりと芋水車 大崎紀夫 やぶれ傘 201301
芋水車くぐりぬけたる流し雛 穐好樹菟男 馬醉木 201304
霊水にひねもす回る芋水車 森山暁湖 万象 201401
城山を出でし川繰る芋水車 熊丸淑子 馬醉木 201401
閑けさに里のせせらぎ芋水車 中村ふく子 201401
芋水車まはる宿場の石蕗あかり コ田千鶴子 馬醉木 201401
更けてなほ水音高き芋水車 栗山恵子 雨月 201512
芋水車あれば掛けたき流れかな 佐津のぼる 六花 201512
山水のおとろへ知らず芋水車 笹村政子 六花 201701
芋水車水ナ面の月を廻しをり 栗山恵子 雨月 201701
姉川の郷の小流れ芋水車 中村風信子 馬醉木 201711
里の小川石間に渡す芋水車 上林富子 やぶれ傘 201712
芋水車いそがぬ音の日暮かな 佐津のぼる 六花 201803
小流れに架かる石橋芋水車 中島和子 やぶれ傘 201902
日の逃げし鯖街道や芋水車 柴崎富子 白地 201909
昼過ぎに二回目かける芋水車 木村瑞枝 やぶれ傘 202112

 

2023年9月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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