藺 27句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
藺の花のそよぎてもつれあひにけり | 大和田鏡子 | 俳句通信 | 199909 |
をとつひの束の藺草が乾きをる | 西田美智子 | 槐 | 200009 |
藺の水に吉備の鯉山うつりけり | 桑田真佐子 | 槐 | 200010 |
藺屑焼く風を離さぬ竹ばやし | 梶浦玲良子 | 六花 | 200108 |
一尋の藺にして粽五寸無し | 浅井青二 | 雨月 | 200108 |
風ぐるみ刈りて藺草の深みどり | 坂本京子 | 沖 | 200210 |
かくも小さき花よ蕾よ名は太藺 | 林翔 | 沖 | 200407 |
水門の高く開けある太藺かな | 若林杜紀子 | 百鳥 | 200410 |
花つけし藺や揃ひたる丈見する | 宮津昭彦 | 濱 | 200506 |
藺刈知る人の話を聞くばかり | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200507 |
藺草刈る一人の音でありにけり | 安原葉 | ホトトギス | 200511 |
太藺吹くかぜや万葉道ほそし | 中山純子 | 万象 | 200609 |
藺をさばく音より朝がはじまれる | 篠原樹風 | ホトトギス | 200610 |
馬藺咲く劉邦屈辱の白登山 | 三輪洋子 | 濱 | 200707 |
山の田の細藺に澄みて糸とんぼ | 大竹淑子 | 風土 | 200810 |
懐しき藺草の香風通る | 杉野原弘幸 | 璦 | 200810 |
香久山や藺草干されし高曇 | 吉田康子 | 火星 | 200811 |
藺の花や手児奈の池の小濁り | 生田高子 | 春燈 | 200908 |
藺の花の咲いて沖へと干拓地 | 松田明子 | 空 | 201011 |
昏れどきのまた旅心地縞太藺 | 高橋道子 | 鴫 | 201011 |
生け置きし端の太藺は早や折れて | 田中佳子 | ぐろっけ | 201109 |
湖の中の浮島細藺咲く | 黒坂紫陽子 | 馬醉木 | 201111 |
花つけし太藺の風の湿りをり | 谷村幸子 | 槐 | 201209 |
藺の花や水辺に傾ぐ舟番屋 | 石川倜子 | 馬醉木 | 201511 |
藺の花や水に影置く手漕舟 | 石川倜子 | 馬醉木 | 201607 |
飯匙倩捕り棒備へ藺草を刈りにけり | 中本清 | 万象 | 201609 |
梅干して母の生きがひ藺機織る | 和田照海 | 京鹿子 | 201809 |
2021年7月1日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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