冬  芹     11句

豆腐汁にきざみ入れんか冬の芹    細見綾子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
冬芹のゆらぎてゐたり仏みち 栗栖恵通子 200003
冬の芹摘むや尾根越えして来たり 武井美代子 風土 200102
冬芹の育つ水音(みおと)でありしかな 岩崎皓子 雲の峰 200302
曲りつつ水のたゆたふ冬の芹 太田昌子 馬醉木 200304
冬日の芹を数本映しをり 佐藤喜孝 青寫眞 200304
水音は日向に高く冬の芹 榎本文代 万象 200503
冬に入る清き流に芹青し 林敬子 酸漿 200503
日の残る田の畦に摘む冬の芹 松原智津子 万象 200702
冬芹を洗ふ流れのにごりけり 天野美登里 やぶれ傘 201004
芹という冬の青さを食べている 中林明美 船団 201107
冬田芹言ひ足らぬ青保ちけり 田中貞雄 ろんど 201312

 

2021年1月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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