冬 館     60句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
冬館ドアノッカーに獅子の顔 藤田宏 199903  
ギヤマンの燭台古りし冬館 大矢和歌子 200103  
大奥の生活を偲ぶ冬館 芳賀雅子 「航跡」 200108  
衣擦れは正装の音冬館 稲畑汀子 ホトトギス 200112  
刀剣のロマンふくらむ冬館 石田邦子 遠嶺 200202  
猫好きな女主人の冬館 大空純子 ぐろっけ 200202  
一山の生みだす星や冬館 関口幹雄 遠嶺 200202  
裸婦の絵の美しかりし冬館 木野本加寿江 火星 200202  
自画像の吊目なりけり冬館 徳永真弓 百鳥 200203  
安らぎの一隅のあり冬館 土岐明子 遠嶺 200203  
夭逝の詩人の写真冬館 若生まりあ 遠嶺 200303  
茶の碗に宇宙のゆらぎ冬館 土岐明子 遠嶺 200303  
真夜中のからくり時計冬館 田中聡子 遠嶺 200303  
大正のロマン沸々冬館 中山勢都子 200303  
桃桶(さるぼう)は泪のかたち冬館 伊藤早苗 200403  
*桃桶は泪のかたち冬館 伊藤早苗 200403  
くれなゐの蝋燭透けて冬館 澤藤蓑助 200403  
冬館突風を撥ね返しけり 大串章 百鳥 200403  
冬館自画像はまだ未完成 高木武人 百鳥 200404  
正面にゴツホを吊るす冬館 上薗櫨夫 河鹿 200405  
人形のどの眼も青し冬館 大曽根育代 遠嶺 200406  
日本間を洋間に使ふ冬館 稲畑汀子 ホトトギス 200412  
若き日の花嫁すがた冬館 小澤克己 遠嶺 200503  
玻璃越しに蕉翁の像冬館 森竹昭夫 遠嶺 200503  
せがまれてアニメの世界冬館 木村冨美子 遠嶺 200503  
冬館蔓の自縛をのがれ得ず 林玲子 200503  
大窓に夕日入りこむ冬館 片野美代子 酸漿 200503  
冬館きらりと光る飾り太刀 金丸鐵蕉 200601  
部屋の奥にまた部屋のあり冬館 蓮井崇男 対岸 200602  
冬館栖まふともなく注連飾る 田中清之 百鳥 200603  
志高き人なり冬館 大橋晄 雨月 200701  
逸翁とふ偉人ありけり冬館 大橋晄 雨月 200701  
冬館出づ寛容になりはぐれ 田村園子 200702  
桂郎のぐい呑み見たり冬館 門伝史会 風土 200703 町田市民文学館
冬館堆朱の文箱古びをり 赤座典子 あを 200704  
全階に暖ゆきわたり冬館 足立幸信 200705  
冬館ユトリロの白寒すぎる 山元志津香 八千草 200705  
冬館華やぐ声のあり初めし 中杉隆世 ホトトギス 200706  
青白き電飾聖し冬館 後藤眞由美 春燈 200802  
洋館と呼ばれて島の冬館 寺岡ひろし 雨月 200804  
捨て猫のやうな島見ゆ冬館 直江裕子 京鹿子 200805  
深川飯食べてうなづく冬館 芝宮須磨子 あを 200902  
余呉の湖にこぼる一灯冬館 佐治奈津 雨月 200905  
弾かざれば鳴らぬピアノや冬館 生田恵美子 風土 201003  
兼続の愛の兜や冬館 石井邦子 酸漿 201003  
軽やかな楽の音空へ冬館 野口光江 遠嶺 201004  
冬館オフエーリヤの老後かな 小堀寛 京鹿子 201005  
残照は雲のうらがは冬館 岡井マスミ 末黒野 201102  
特攻の昭和とどめる冬館 鳴下昭 201102  
冬館明治諸賢の顔写真 碇天牛 雨月 201302  
風入れの一窓開けて冬館 中島讃良 ろんど 201402  
美濃紙の座布団並ぶ冬館 河原昭子 万象 201403  
アフリカの父へ半旗や冬館 甕秀麿 201403 マンデラ氏逝去
果樹園の透けて灯しの冬館 杉原ツタ子 201404  
会ふまでの扉は六つ冬館 栗原京子 201503  
冬館粗樫の森楯として 相沢有理子 風土 201504  
冬館遮断機ごっこの宴となる 赤座典子 あを 201701  
冬館一柱一窓ゆるぎなし 木多芙美子 春燈 201702  
小学生に人生の質問のあり冬館 野中圭子 京鹿子 201703  
大鏡の裏にまた部屋冬館 正谷民夫 末黒野 201703  

 

2019年2月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。