冬の朝 (冬曉 寒暁・冬曙) 2     30句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
しみじみと朝の一服冬に入る 山下朝香 春燈 202102
世話になるステロイド剤今朝の冬 木下晃 末黒野 202102
凛凛と張れる空気や冬の暁 久島しんの 末黒野 202102
砂塵飛ぶ馬の駆足冬の朝 宮之原隆雄 末黒野 202102
冬の朝なまくら坊主居座りぬ 柴田靖子 202102
たなびける朝の船笛冬木の芽 笹村政子 六花 202102
瑠璃あげはの死の美しきかな冬早暁 篠田純子 あを 202102
今朝の冬山気の芯の固くなり 涌羅由美 ホトトギス 202103
師の墓碑に朝の日差しや冬雀 岩永はるみ 春燈 202103
冬紅葉朝日眩しき狭庭かな 佐藤まさ子 春燈 202103
冬暁や明星捜す三千夫師忌 岡野里子 末黒野 202103
玻璃窓の朝の気に覚め冬深し 臼居澄子 末黒野 202103
今朝の冬手荒れの指の打つスマホ 岩崎藍 末黒野 202103
冬の朝古新聞の回収車 吉田幸恵 やぶれ傘 202103
冬の朝ひと席空けて発車待つ 江口恵子 やぶれ傘 202103
人工芝踏めばガリガリ冬の朝 神山市実 やぶれ傘 202103
太陽の真白き朝や冬の霧 須賀ゆかり 202104
会話なき登校の列冬の朝 木村純子 末黒野 202104
指先の芯まで冷えて冬の朝 神山市実 やぶれ傘 202105
限界まで詰め込む電車冬の朝 高倉和子 202107
遠山の見え寒暁の瑠璃色に 田邑利宏 202110
昨夜欠けし月煌煌と冬の朝 坂下成紘 202202
指先をそつと丸めて冬の朝 横山さくら 春燈 202202
幾度も計る血圧冬の朝 嘉味田朝 末黒野 202203
食卓の湯気豊かなる冬の朝 高橋まき子 風土 202204
制帽に凛々しき車掌冬の朝 志方章子 六花 202204
寒暁のきりりと晴れて薄茜 加藤静江 末黒野 202205
島の灯のいまだ点れる冬の朝 志方章子 六花 202205
寒暁の城垣に射す光かな 草場つくし 六花 202305
寒暁や彩雲かかる富士の肩 池乗恵美子 末黒野 202304
冬の朝→1

 

2023年12月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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