冬北斗     74句

生きてあれ冬の北斗の柄の下に   加藤楸邨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
北斗の柄かかり古刹の大冬木 水野節子 雨月 199903  
青き糸ひつぱりあつて冬北斗 小宮山勇 青胡桃 199905  
鯨座と冬の北斗の間なり 高橋将夫 199908  
わだつみに道の入りけり冬北斗 栗栖恵通子 200002  
真似ごとで終りたくなし冬北斗 小山徳夫 遠嶺 200003  
飛行機の翼の先の冬北斗 大石よし子 雨月 200102  
母の忌の遠くになりし冬北斗 田島勝彦 遠嶺 200104  
弦楽の余韻尾をひき冬北斗 藤原照子 200202  
冬北斗おのれ恃めと母のこゑ 矢島久栄 200203  
冬北斗姉妹のそりの合はずなり 須佐薫子 帆船 200301  
冬北斗迷ひのすつと消えてをり 赤羽正行 遠嶺 200304  
冬北斗夢にも旅を恋ふるかな 阿部正枝 絵具箱 200304  
わが楯をうばふ喪続く冬北斗 斎藤節子 馬醉木 200312  
たとふれば父は原野の冬北斗 青木康信 帆船 200402  
冬北斗二人で眺め黙しをり 松井治美 遠嶺 200404  
北斗七星たどる指より冬に入る 山元志津香 八千草 200405  
大いなる師系ありけり冬北斗 三橋泥太 遠嶺 200406  
つべこべと世話やく夫や冬北斗 須佐薫子 帆船 200412  
辻占のらふそく匂ふ冬北斗 伊藤白潮 200501  
息抜きの旅のせはしき冬北斗 風間史子 200502  
君の掌のぬくみ掌にある冬北斗 堀口希望 200503  
正論を吐きしさびしさ冬北斗 坂ようこ 200504  
から松の梢のささやき冬北斗 戸村よねこ 遠嶺 200505  
足踏んでオーロラ待てり冬北斗 須賀敏子 あを 200602  
大粒のチョコレート選る冬北斗 福島松子 ぐろっけ 200604  
雑文は一切ごめん冬北斗 小澤克己 遠嶺 200702  
曲り屋の鴨居に吊す冬北斗 吉田明子 200803  
子の視座に屈み指差す冬北斗 森竹昭夫 遠嶺 200803  
冬北斗水に剣山沈めけり 大島翠木 200803  
調律の音ひとつ飛ぶ冬北斗 金子慶子 遠嶺 200804  
漕げや漕げ冬の北斗に届くまで 川口襄 遠嶺 200804  
階を読へてをり冬北斗 府川房江 遠嶺 200804  
冬北斗執金剛の彩明かし 河崎國代 春燈 200903  
フルートの調べかすかに冬北斗 薗田智子 遠嶺 200903  
短針を追ふ長針や冬北斗 高橋将夫 200904  
基地の灯を見降ろすホテル冬北斗 松本三千夫 末黒野 201002  
深更の天に座正す冬北斗 伊藤文郎 201003  
冬北斗リメークされし「赤と黒」 近田登志子 遠嶺 201003  
冬北斗プラネタリウム久に見ず 小林清之介 風土 201202  
大木の梢伸びゆく冬北斗 岩下芳子 201203  
過疎の地にいはれの碑あり冬北斗 米田文彦 かさね 201203  
シャンソンの枯葉なつかし冬北斗 菅野日出子 末黒野 201303  
一片に批もゐるはず冬北斗 神戸やすを 201303  
迷想の中の一点冬北斗 高橋将夫 201304  
エンジンを切り見上ぐれば冬北斗 笠井敦子 201304  
「かな」「けり」に俳句の気息冬北斗 布川直幸 201312  
冬北斗早口の兄もうをらず 須賀敏子 あを 201402  
はかり知れぬ闇をつらぬき冬北斗 佐藤喜仙 かさね 201403  
冬北斗社の杜へ柄をのばす 瀬戸峰子 春燈 201403  
冬北斗空也の鉦の音の散る 竹中一花 201403  
心にも浮力ありけり冬北斗 有松洋子 緑光 201411  
ちちの声ははより遠し冬北斗 堀田順子 馬醉木 201502  
電飾の街の昂ぶり冬北斗 岩下芳子 201502  
冬北斗青一筋を貫けり 小林和世 201503  
翼灯にかかりさうなる冬北斗 犬塚李里子 201601  
椰子の木の高きが指せる冬北斗 森藤千鶴 馬醉木 201602  
冬北斗見上げてわれのあぎとかな 本多俊子 201603  
朴の木の中天極み冬北斗 藤代康明 201701  
人の世の祈り重たし冬北斗 藤田美耶子 201704  
心臓は働き続け冬北斗 天谷翔子 201706  
国盗りのひづめ聞ゆる冬北斗 大沢美智子 201802  
冬北斗言葉の力信じます 寺田すず江 201802  
瞬きのひときは強し冬北斗 渡谷和代 万象 201803  
往診や患者と見上ぐ冬北斗 大内和憲 万象 201803  
冬北斗山湖の水を掬ふかに 七田文子 201803  
冬北斗古地図にはなき町に住み 天谷翔子 201806  
人の世の祈り重たし冬北斗 藤田美耶子 201808  
老ゆるとも衿持崩さぬ冬北斗 塚本虚舟 やぶれ傘 201902  
冬北斗アランドロンよ今何処 市ヶ谷洋子 馬醉木 201902  
冬北斗海に鼓動のありにけり 能美昌二郎 201904  
傾ぶきて屋根より低き冬北斗 是松三雄 末黒野 201905  
するすると森から暮れて冬北斗 松井季湖 202003  
電飾の樹々を見下ろす冬北斗 岩下芳子 202003  
鎮魂の祈り届くや冬北斗 菅野日出子 末黒野 202004  

 

2020年11月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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