冬花火    22句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
旅果ての埠頭や揚がる冬花火 新家豊子 馬醉木 199903
溶接工空より垂らす冬の花火 丸山海道 京鹿子 199904
冬花火あぶり出されている自愛 吉田悦花 海程 199912
冬花火穹に柾目のありにけり 小形さとる 200002
身心にしぶく夜雨よ冬花火 阿保恭子 海程 200005
冬花火揚げいつせいに火を放つ 岡和絵 火星 200204
一人泊つ湖畔の宿や冬花火 鈴木石花 風土 201102
潮の香の闇を押しあげ冬花火 市川玲子 馬醉木 201203
泣くやうに枝垂るる冬の花火かな 小田嶋野笛 末黒野 201203
豪華船なるも碇泊冬花火 嶋田一歩 ホトトギス 201305
冬花火出て見るといふこともなく 嶋田一歩 ホトトギス 201305
孔子さまあと西鶴ばりの冬花火 瀬川公馨 201402
冬花火家康公の天(そら)に爆ぜ 柴田久子 風土 201404
めくるめく生涯ならず冬花火 佐渡谷秀一 対座 201505
冬花火さびしき手紙したたむる 佐渡谷秀一 対座 201505
湖に冬さざ波や揚花火 鈴木良戈 201603
生れし子に逢ひに恋めく冬花火 升田ヤス子 玫瑰 201604
冬花火師の影逃ぐる間を炎が昇る 田村すゝむ 風土 201903
山国や冬の花火に揺らぎゐる 池田葉子 春燈 201905
校舎閉づ五十二発の冬花火 石井美智子 風土 202102
捨つるごと忘れたき恋冬花火 高倉和子 202107
風一陣身をすぼませて冬花火 秋川泉 あを 202301

 

2023年12月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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