冬 霧 2       26句

冬の霧窓いっぱいに来てゐたり    本橋愛子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
地下鉄の入庫の音や冬の霧 加藤みき 201904
明け染むる房総半島冬の霧 久保寺眞佐子 末黒野 201904
冬の霧どこかでパンを焼いてをり 石田蓉子 201905
冬霧の霽れてゆく城明けてゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201911
幕府海軍所の地面濡れけり冬の霧 篠田純子 あを 202002
突堤の尖りをかくし冬の霧 黒滝志麻子 末黒野 202002
冬の霧水門に船はまりさう 篠田純子 あを 202002
朝日差す鈍色瓦冬の霧 石川憲二 六花 202003
冬霧や朝の街並すつぽりと 秋山文子 末黒野 202003
簡単に街は廃墟へ冬の霧 有松洋子 202003
昨晩の答あいまいに冬の霧 佐藤千恵 京鹿子 202003
冬霧や汽笛そそれる旅ごころ 兼久ちわき 馬醉木 202003
冬霧や車列は光のみがゆく 谷田貝順子 202102
冬霧を真つ白な日ののぼりゆく 南うみを↓ 風土 202102
沈みゆく眼下の甍冬の霧 森清堯 末黒野 202103
太陽の真白き朝や冬の霧 須賀ゆかり 202104
冬霧の村に一夜の氏子なる 小倉征子 202105
冬霧の川の畔に残す憂ひ 鈴鹿呂仁 京鹿子 202201
スカイツリー冬霧まとひつつ灯る 田中藤穂 あを 202202
冬霧やたましひ宿る木端仏 岩木茂 風土 202202
一瞬に消ゆる樹海や冬の霧 黒滝志麻子 末黒野 202203
冬霧晴れ紺ふくいくと山の襞 兒玉充代 202206
冬霧に三瓶標高奪はるる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202211
葛城の寝釈迦の山に冬の霧 増成栗人 202301
冬の霧盆地をひとつ湖に 辻美奈子 202302
冬の霧かもめは空で鳴き交し 道林はる子 やぶれ傘 202304
冬の霧 →1

 

2024年1月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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