冬安居    25句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
強縒りの蜘蛛の絲あり冬安居 中原道夫 銀化 199901
冬安居もれくる音のなかりけり 塙告冬 ホトトギス 200003
結界の足音返す冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200011
木々渡る風音のして冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200011
山寺の音を鎮めて冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200011
気配なき気配漲る冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200011
木々の間を灯のこぼれゐし冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200211
律院のそこが結界冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200211
今日よりは冬安居にて戸をたつる 鎌倉喜久恵 あを 200401
四方より水の暮れゆく冬安居 佐藤博美 200404
歯切れよき学僧の声冬安居 菊池由惠 酸漿 200503
板書きの一汁一菜冬安居 川畑はるか 遠嶺 200604
旅終へし人も加はる冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200711
山の黙なほつづきをり冬安居 稲畑汀子 ホトトギス 200711
ひとしきり木魚の音や冬安居 國保八江 やぶれ傘 200905
沓脱きへ留まるひかり冬安居 中島讃良 ろんど 201003
たづぬれば冬の安居や尼の寺 秦和子 201401
師も白衣吾も白衣や冬安居 伊吹之博 京鹿子 201703
冬安居きつねの嫁入り来て修す 伊藤希眸 京鹿子 201705
末寺てふ親しみありて冬安居 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811
大屋根の鴟尾冷えびえと冬安居 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811
冬安居法灯めけるタワーの灯 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811
愛宕から続く六甲冬安居 松本鷹根 京鹿子 202112
名刹の鎮もり深し冬安居 加藤静江 末黒野 202203
百畳を素足の過る冬安居 松田明子 202208

 

2022年12月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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