風船葛    94句

あそび仲間ふやし風船葛かな    宮津昭彦

作  品
作 者
掲載誌
掲載年月
前書他
本音ばかりぢやつまらないから風船かづら
坂本敏子
京鹿子
199810
にっこりと風船葛の種盗む
山尾玉藻
火星
199902
風吹けば吹かれ風船葛かな
大橋敦子
雨月
199911
譬ふればこの身風船かづらかな
大橋敦子
雨月
199911
揺れながら風船葛からびゆく
頓所友枝
199912
瓢軽な風船葛の種貰ふ
柳生千枝子
火星
200001
夢の夢また夢風船かづらかな
小澤克己
遠嶺
200011
風船葛ふわと空想まっ青に
北村美都子
海程
200011
フランスヘ行かう風船かづらの唄
豊田都峰
京鹿子
200011
風船かづら揺れつつ日差刻みをり
藤原たかを
馬醉木
200012
風船かづら風船のまま枯れゐたる
城孝子
火星
200101
ゆゑもなくふうせんかづら口ごもる
柴田いさを
船団
200102
大正琴聞こえ風船葛かな
朝妻力
俳句通信
200110
揺れ合ひて風船かづら過ぎし風
林敬子
酸漿
200111
風船葛色づき風のなき日かな
宮津昭彦
200112
おすもじ処風船かづら風に揺れ
中谷葉留
風土
200112
離れ住む吾子や風船蔓揺れ
伊藤とら
雲の峰
200210
風船葛逝きしばかりの人の垣
二瓶洋子
六花
200301
風船かづら触れ合はずして触れにけり
城孝子
火星
200302
風船葛花の微細の夜に溶けず
宮津昭彦
200310
頼りなき触感風船葛愛づ
久保晴子
雨月
200401
風船かづら触れて楽しき風来たる
林敬子
酸漿
200408
風ぴたと止みて風船かづらかな
長谷川通子
雲の峰
200410
襞六つ律儀に風船かづらかな
岡淑子
雨月
200410
言葉尻とらへ風船葛かな
吉田明子
200411
風船葛猿がほの種やどしけり
増淵三良
百鳥
200411
孫去りて風船かずら揺れやまず
長瀬節子
ぐろっけ
200412
五週目の空白ふうせんかづらの実
坂ようこ
200501
百日を風船葛守として
中村房枝
六花
200508
眠る子の手にある風船葛かな
菊地惠子
酸漿
200510
神さまがついて風船かづら揺れ
鷹羽狩行
200510
たましひの重さ風船かづらほど
伊藤白潮
200510
虹消えて風船かづらほどの悔
木戸渥子
京鹿子
200510
摘みきたる風船葛すでに萎え
植竹美代子
雨月
200511
風船かづら風知るほどに育ちけり
水谷芳子
雨月
200511
生家跡垣に風船かづら揺れ
早水秀久
河鹿
200512
風船葛われ青空を一人じめ
竹内悦子
200601
書道塾の昼の灯ふうせんかづらかな
荒井千佐代
200601
波音の乾く風船かづらかな
岩月優美子
200608
不機嫌の雨の風船葛かな
安達風越
雨月
200610
風船かづら抱けり三個づつの種
伊藤白潮
200611
軽くなる未来風船かづらかな
片山タケ子
200611
訪ね来し奈良に風船葛かな
目黒慧
遠嶺
200611
風船葛揺らして虻の逃げゆけり
萩谷幸子
雨月
200611
透明の朝風に揺れ風船かづら
岸本林立
雨月
200612
大原や風船葛と白壁と
石脇みはる
200612
風船かづらひねもす風に打ち震ひ
岸本林立
雨月
200701
垣に添ひ風船かづらの灯る昼
木内美保子
六花
200709
風筋の風船葛狂ふがごと
松崎鉄之介
200710
夕星へ風船かづら揺れてみよ
遠藤和彦
遠嶺
200712
風船葛己が死はかるすべもなし
水谷芳子
雨月
200801
川音を吸ひ込む風船かづらかな
木村佳寿江
炎環
200809
いちにちを風船葛の揺れとあり
窪田佳津子
雨月
200810
まだ青き風船葛師は在せず
中村恭子
200811
いつまでも吹かれて風船蔓かな
外川玲子
風土
200811
水音や風船かづら飛びたいか
城孝子
火星
200812
琥珀なす風船葛垣に揺れ
吉野さと
酸漿
200901
風船葛ふくらみ切れず萎えにけり
久米憲子
春燈
200902
風船かづら安らぎ貰ひ詩をもらひ
隅田恵子
雨月
200902
託児所の日除ふうせんかづらかな
平照子
酸漿
200909
ふんわりと風船かずら誰が吹く
池田久恵
ぐろっけ
200911
風が来て風船かづら少し浮く
島谷征良
風土
200912
風船葛種入る影の濃かりけり
服部早苗
201002
小さき手で揺らす風船かづらかな
有賀昌子
やぶれ傘
201002
畳屋の風船葛あをあをと
根橋宏次
やぶれ傘
201011
帰りにも触るる風船葛かな
森清堯
末黒野
201012
風船葛のひとり遊びや裏窓に
小澤菜美
201101
風船葛吹かれてこぼす内緒ごと
コ田千鶴子
花の翼
201111
風船葛風とダンスの音幽か
鈴木照子
201111
いいひとのままでふうせんかづらかな
直江裕子
京鹿子
201111
小窓まで風船かづら這はせたる
大島英昭
やぶれ傘
201111
ふうせんかずら程の我が身の軽さかな
貝森光洋
六花
201201
色付いた風船蔓風にゆれ 伊藤公女 ぐろっけ 201312  
風止みて風船かづら一息す 丸尾和子 雨月 201212  
風船かづら風の気儘を寛容す 植田利一 春燈 201305  
風船葛ゆれて過不足なき暮し 大石よし子 雨月 201511  
風船葛風にあそびて風ふふむ 樺山翠 雨月 201511  
海風に風船かづらのいやいや 関谷ひろ子 201512  
ゆるるたび風船葛灯りけり 笹村礼子 六花 201512  
風船葛割るや暗号解くやうに 山田夏子 雨月 201512  
さりげなく教卓に置く風船葛 今井妙子 雨月 201610  
一人居も楽し風船葛かな 岸洋子 201611  
風船葛ふるふるたれが息入るる 大沢美智子 201612  
風船葛風に揺れつつ枯れつづく 手島伸子 雨月 201612  
つまみては風船葛鳴らしけり 落合裕子 万象 201801  
風船かづら風に子の衣よく乾き 杉田智榮子 馬醉木 201811  
風船葛揺れて夜泣きの子の熟寝 山口誠 馬醉木 201812  
褐色の風船葛果つるのみ 飯田久美子 末黒野 201902  
風船葛の種しめりをり子の拳 服部早苗 201904  
圧せば押し返す風船葛の実 松尾龍之介 201904  
風船葛揺らしてみるも夕ごころ 佐々木みどり 馬醉木 201911  

 

2020年8月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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