柴 漬     17句

裏川に柴漬のある農家かな   月華

作品
作者
掲載誌
掲載年月
柴漬の簀建にたたむ夕日波 塩谷はつ枝 馬醉木 199903
柴漬の水音にたがふなかるべし 岡井省二 200108
柴漬やわが釣竿はすでになく 大串章 百鳥 200202
柴漬の小魚ひかり返しけり 高柳かつを 百鳥 200304
柴漬やちさき命の尾をふれり 関口ゆき あを 200401
寄らば大樹と柴漬の小魚よ 池田崇 200401
柴漬の簀建てのこゑや夫婦舟 浜明史 風土 200402
柴漬や湖一枚の雪解光 浜福恵 風土 200404
柴漬や古利根今日の日を沈む 水原秋櫻子 馬酔木 200511
柴漬の舟おのづから流れ來ぬ 瀧春一 200706
柴漬の古利根川ぞ目の前に 瀧春一 200706
屈まりて柴漬の蝦選つてをり 浅田光代 風土 200711
柴漬を揚げ月影を毀ちけり 浜口高子 火星 201311
柴漬やしばらく知らん振りをせむ 西村節子 火星 201403
柴漬へ一番乗りは二羽の鷺 小川明美 万象 201408
柴漬の沼の匂ひを掬ひけり 小川明美 万象 201408
柴漬の濁すさざなみ鳶の笛 齊藤いさを 馬醉木 202002

 

2020年12月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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