福 笑     62句

袖摺りて鼻の行衛や福笑ひ    龍雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
福笑ひ終へたる顔の歪みけり
小澤克己
遠嶺
199905
淋しさを養うてゐる福笑
山田六甲
六花
200003
死顔をモンタージュして福笑い
塩見恵介
虹の種
200005
片目だけ怒つてをりぬ福笑
稲畑汀子
ホトトギス
200101
福笑大人ばかりとなりにけり
稲畑汀子
ホトトギス
200101
福笑ひだんだん憎くなつてきぬ
山田六甲
六花
200101
福笑怒るとみせて泣く如し
對馬埜
銀化
200103
すみやかにかたづけられし福笑
山尾玉藻
火星
200202
福笑逆さに見ればまともなり
山田六甲
六花
200202
整形の利かぬ悪相福笑
塩路五郎
200204
ピカソにもムンクにも似て福笑ひ
中村龍徳
200204
福笑ひ仕舞うて来しが鼻拾ふ
望月周
百鳥
200204
魂抜けの母を笑はせ福笑
下平しづ子
雨月
200205
福笑ひ非凡なる目の付けどころ
土井田晩聖
銀化
200301
目隠しにへのへのもへじ福笑ひ
信崎和葉
六花
200301
家系図やふたりぽつちの福笑ひ
木戸渥子
京鹿子
200302
福笑爺に似て来し目鼻立ち
望月友子
雲の峰
200303
福笑ととのひすぎて白けもす
窪田佳津子
雨月
200304
眉よりも小さき指もて福笑
辻井桂子
雲の峰
200503
流し目のお多福の艶福笑
米谷香恵子
築港
200504
福笑ひ見たことあるよこんな顔
加藤君子
火星
200504
福笑ピカソの描きし顔に似て
森下康子
200504
江戸の世ヘタイムスリップ福笑
津田礼乃
遠嶺
200506
福笑ひ笑ひころげて泣きにけり
栗下廣子
万象
200605
真夜中の思い出し笑い福笑い
貝森光洋
六甲
200703
福笑い勝ちっぷりより負けっぷり
網野月を
200704
福笑ひはつと己れに帰りけり
小澤克己
遠嶺
200801
気の置けぬ人は居らざり福笑ひ
山田六甲
六花
200801
さいごまで笑はぬ一人福笑ひ
岬雪夫
200802
福笑ひ面白うなく出来にけり
山田六甲
六花
200802
福笑ひ仰天したるダリ・ピカソ
小泉貴弘
筑波の道
200811
福笑ひたしかに一人想ひ当つ
小澤克己
遠嶺
200901
福笑お達者クラブ女増え
藤野寿子
あを
200903
福笑膝いたはりつのり出せり
藤野寿子
あを
200903
福笑それから都々逸炭坑節
藤野寿子
あを
200903
福笑ひ笑へぬ顔のできあがる
田島洋子
200903
可笑しくてますますをかし福笑
谷岡尚美
200904
福笑ひ嬰のゑまひとなりゆける
深澤鱶
火星
200904
涙腺のもう閉まらざり福笑
山田六甲
六花
201001
モジリアニの女になれよ福笑ひ
加藤みき
201003
それぞれがピカソの弟子らし福笑
佐々木昭
201003
苦しみの顔となりたる福笑
小林朱夏
201003
福笑ピカソかムンク小町かも
延広禎一
201104
福笑ひ己が周りに声かけて
鴨下昭
201104
福笑い納まりきれぬ人もいて 山本敏子 ぐろっけ 201204
大男正座してゐる福笑 吉田葎 201205
まう吾と寝る子はなし福笑ひ 石川笙児 馬込百坂 201206
われに似て口の曲りし福笑 水原春郎 馬醉木 201303
子ら帰る折紙の鶴福笑ひ 須賀敏子 あを 201303
チグハグになればなるほど福笑 木村茂登子 あを 201303
目隠しの歯の美しき福笑 前田忍 火星 201304
福笑ひ子らの昔を懐かしむ 秋場貞枝 春燈 201503
目鼻立ちピカソを凌ぐ福笑 阪本哲弘 201504
うますぎて誰も笑はず福笑 志方章子 六花 201504
掛声の信用ならず福笑 山田夏子 雨月 201505
どう見ても我に似てゐる福笑 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510
猫の手が伸びて終りし福笑 稲畑廣太郎 ホトトギス 201601
福笑出来映えはさて拍手湧く 大橋晄 雨月 201603
人生は試練試煉よ福笑 斉藤裕子 あを 201603
福笑ひ囃して福をもらひけり 矢口笑子 春燈 201604
福笑片づけるまで笑ひをり 後藤立夫 ホトトギス 201605
くすぐつたさうに笑ひて福笑 後藤立夫 ホトトギス 201605
をかしさはまともな目鼻福笑ひ 山田六甲 六花 201701
福笑ひ子らの弾くる八畳間 臼居澄子 末黒野 201904

 

2021年1月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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