ほうれん草    89句

母おそろし菠薐草を食べなさい   川崎展宏   俳句研究

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
腕力と菠薐草は苦手にて 小林鱒一 天牛 199904  
段畑の菠薐草の茎赤し 根本孝子 春耕 199905  
病んでゐる身に山盛りの菠薐草 田畑幸子 火星 199906  
沼快晴一眸菠薐草畠 片山桃弓 199907  
訃届くはうれん草の花咲くと 城孝子 火星 200005  
ひと雨に締まる山畑菠薐草 唐沢静男 春耕 200005  
菠薐草藜の類と言はれて食ふ 松崎鉄之介 200104  
小ぎれいに男所帯や菠薐草 阿部紀子 俳句通信 200104  
鍋よりも大きなはうれん草茹でる 坊城俊樹 ホトトギス 200106  
母を訪ふはうれん草を和へてより 高尾豊子 火星 200106  
男あり電子レンジに菠薐草 堀義志郎 火星 200106  
垣根越しほうれん草を一握り 山内栄美子 ぐろっけ 200107  
今朝の脇腹ほうれん草のやわらかさ 湯川礼子 ぐろっけ 200202  
洗ふ手を止めて辞書引く菠薐草 北畠明子 ぐろっけ 200202  
野猿来てはうれん草を食べ荒らす 小泉当子 酸漿 200205  
菠薐草ポパイにならず長寿かな 片渕清子 ぐろっけ 200205  
強がりを言つてしまへりはうれん草 花島陽子 遠嶺 200206  
鍋蓋に丈のはみだすほうれん草 高沢昌江 ぐろっけ 200207  
寒の鵯はうれんさうをはだかにす 長田秋男 酸漿 200303  
旅終へて煮びたし旨し菠薐草 東芳子 酸漿 200304  
菠薐草老いにあやかりたきポパイ 川崎光一郎 京鹿子 200304  
菠薐草食ひ誇らしき幼児かな 大串章 百鳥 200305  
病院の味噌汁今朝も菠薐草 田中呑舟 火星 200306  
雨のあと山美しき菠薐草 高倉和子 200306  
菠薐草赤茎揃へ置かれあり 北嶋美都里 西の峰 200401  
菠薐草たつた独りのバス旅行 沖増修治 百鳥 200405  
路地売りの菠薐草に薄氷 辻兎夢 200407  
見送りの母にもらひし菠薐草 斉藤裕子 あを 200502  
菠薐草湯がき香らせ旅戻り 松原ふみ子 200507  
嬬恋の地に張りついてはうれん草 辻直美 200604  
日は朝はうれんさうの水を切る 池田耕二 百鳥 200605  
菠薐草雨の後なる緑濃し 山口秀子 酸漿 200605  
つきあひのいつしか間遠菠薐草 田中藤穂 あを 200606  
木枯やはうれん草は紅つくし 山尾玉藻 火星 200801  
ポパイにもなれず菠薐草食べて 稲畑汀子 ホトトギス 200802  
好き嫌ひ有無を言はせず菠薐草 稲畑汀子 ホトトギス 200802  
はうれん草體は水といふ不思議 竹貫示虹 京鹿子 200802  
春浅き菠薐草の色冴ゆる 八田與四郎 酸漿 200805  
癒近しはうれん草の美味なるも 小島みつ代 200806  
茎立ちておどろとなりぬ菠薐草 網野茂子 酸漿 200808  
菠薐草畑の緑のやはらかに 仙石君子 雨月 200905  
取りたてのはうれん草の名札かな 山野惣一郎 遠嶺 200906  
菠薐草湯気まで染めて茹で上る 稲畑廣太郎 ホトトギス 200908  
夫の聞くほうれん草の茹加減 片野美代子 酸漿 201003  
はうれん草の紅ほの甘き夕餉かな 小田明美 春燈 201004  
菠薐草ポパイに成ると子等逸る 石岡祐子 201005  
土つきのはうれん草買ふ道の駅 佐田昭子 ぐろっけ 201007  
菠薐草兄弟はみな草食系 山本喜朗 雨月 201104  
風評を被りて菠薐草の艶 能村研三 201105  
春寒くはうれん草も被曝せる 細川洋子 201105  
菠薐草主婦歴五十年となり 樺山翠 雨月 201105  
水仕楽し菠薐草の紅も 樺山翠 雨月 201105  
農事新聞にくるまり届く菠薐草 出口賀律子 雨月 201105  
強かりし漫画のポパイ菠薐草 井田実代子 雨月 201105  
赤よりも紅なつかしき菠薐草 井田実代子 雨月 201105  
菠薐草ゆでる間も耳朶の揺れ 森さち子 201106  
ほうれん草出荷停止に涙する 池田光子 201106  
品薄の店の片隅菠薐草 福田雅子 万象 201106  
恙なき媼に胡麻のほうれん草 伊藤憲子 201108  
菠薐草の赤き根洗ふ幸田文 大地真理 201108  
食べ嫌ひ「神が見てるよ」はうれんさう 竹内悦子 201204  
日は西にはうれん草はお浸しに 安居正浩 201204  
赤き根ははうれん草の力瘤 秋葉雅治 201204  
命惜し菠薐草の根の紅し 栗原公子 201204  
となりから到来どつさり菠薐草 上原重一 201204  
朝市や菠薐草の根が真つ紅 原友子 201205  
菠薐草取りほかし去る農夫かな 吉村さよ子 春燈 201206  
菠薐草抜く手際良き農夫婦 山口庸子 ぐろっけ 201206  
削り節をなか高に盛りはうれん草 有賀昌子 やぶれ傘 201206  
ほうれん草灰汁も味なり人に臍 村田とくみ ぐろっけ 201209  
はうれん草きらなす堰へ二掴み 井上石動 あを 201303  
菠薐草草女の子とて力瘤 城台洋子 馬醉木 201305  
失恋や菠薐草を茹で上げて 古川夏子 201305  
挨拶の代り菠薐草の束 高田令子 201306  
さばさばと忘れたるふりはうれん草 伊藤憲子 201306  
菠薐草今日も湯掻いてをさな妻 稲畑廣太郎 ホトトギス 201402  
菠薐草今日も湯掻いてをさな妻 稲畑廣太郎 ホトトギス 201402  
過疎を守る菠薐草のいきいきと 浜福恵 風土 201405  
愛憎や菠薐草の茄で加減 岩月優美子 201405  
熱の子にはうれん草の魔法効く 三村純也 ホトトギス 201407  
菠薐草旬とて茎の甘かりき 落合由季女 雨月 201411  
食卓にみどり冴え冴えはうれん草 辰巳あした 雨月 201504  
土まとふ露地物うれし菠薐草 長崎桂子 あを 201505  
茹で上り鉢にちんまり菠薐草 長崎桂子 あを 201505  
根にひげを伸ばしてをりぬ菠薐草 西村しげ子 雨月 201505  
釈奠に祀るはうれん草真青 福島せいぎ 万象 201508  
菠薐草頼もし昭和遠くにし 浅井青二 雨月 201705  
菠薐草真青にゆでて母とあり 西住三恵子 201705  
育てもす菠薐草を嫌ひな子 稲畑廣太郎 ホトトギス 201802  
育てもす菠薐草を嫌ひな子 稲畑廣太郎 ホトトギス 201802  

 

2019年2月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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