鬼灯の花   22句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
鬼灯の花に約すや父母の供華 植村よし子 雨月 200109
鬼灯の花や地蔵の膝ゆるぶ 津田経子 火星 200209
花酸漿天眼鏡でながめけり 松崎鉄之介 200209
ほほづきの鬼の灯ならず花の白 大橋敦子 雨月 200308
鬼灯の花屋の籠に盛られゐて 井上有利子 草の花 200410
芸人の街や六区の花鬼灯 山田美江 風土 200510
花多き鉢は地におき鬼灯市 伊藤妙 200510
鬼灯の花と幼き実を吊りし 木村迪子 酸漿 200609
鬼灯の花や死ぬまで筆折らず 小宮山勇 遠嶺 200611
鬼灯の花実に成らず街の庭 羽生きよみ ぐろっけ 200809
大人びし黒鬼灯の花咲きぬ 安本恵子 200908
花も見ず青鬼灯のはや下る 石川元子 酸漿 200908
立花なす鬼灯墓を明るうす 雨村敏子 200912
鬼灯の花一つづつ溺れをり 中村恭子 201010
鬼灯を仏花に添へて明りとす 大橋晄 雨月 201012
鬼灯の花抱き帰る芸子かな 山田春生 万象 201210
鬼灯の葉陰やつと白き花 筒井八重子 六花 201212
酸漿の花の白さや愛宕山 篠田純子 あを 201308
鬼灯の花に伊吹のとの曇り 佐藤花木 雨月 201610
天網や花酸漿の咲きてこそ 竹内悦子 201709
鬼灯の一途に咲きし花の数 雨村敏子 201909
入母屋の裏の鬼灯花あかり 黒滝志麻子 末黒野 201910

 

2021年6月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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