火の用心     21句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
火の用心子の一喝が過ぎゆけり 熊丸淑子 馬醉木 200304
参道の火の用心の御神燈 板橋智恵子 百鳥 200404
遠く近く火の用心の柝が響く 内山鶴江 築港 200502
火の用心赤い太字に山眠る 丸山佳子 京鹿子 200502
拍子木の火の用心や花の夜 山荘慶子 あを 200506
万緑に達筆すぎる火の用心 丸山佳子 京鹿子 200509
満月の道灌山や火の用心 中島陽華 200601
退職せる夫等集ひて火の用心 安井和子 200704
火の用心大人に合す子らの声 鈴木多枝子 あを 200903
緞帳の真裏にありし「火の用心」 能村研三 201102
「火の用心」と九官鳥や冬立てる 塩路隆子 201201
帰宅急く背へ火の用心の声 中島節子 ぐろっけ 201202
火の用心拍子木のあと童声 高埜良子 春燈 201403
渋団扇火の用心の墨字剥げ 大島寛治 雨月 201410
親切を押売る漢火の用心 澤田美佐子 201605
派出所も火の用心の赤き幕 秋千晴 201606
冬型の気圧血圧火の用心 井上曜子 船団 201612
大福の館の塩味火の用心 兵藤惠 201802
村廻る子の頬赤し火の用心 宇野正子 馬醉木 201805
湯の谷にサイレン鳴らし火の用心 七郎衛門吉保 あを 202202
村中が鬼の子孫や火の用心 吉田葎 202205

 

2022年12月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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