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火の用心(夜番・夜回・夜廻・火の番)      38句

笛拭いて通る京都の夜番かな  漾人

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
夜廻りをどんどの達磨見下せる 白岩三郎 馬醉木 199903  
寝に夫の二階へ上がる夜番の柝 服部幸 200002  
王の森オリオンやをら夜番めく 依田明倫 ホトトギス 200005  
討入りの日とつぶやきて夜番出る 沢ふみ江 春耕 200102  
淋しさやことに夜番の一調子 對馬埜泉 銀化 200103  
震壊の街を夜回り懐中灯 品川鈴子 船出 200104  
夜回の当番表の届きけり 芝宮須磨子 あを 200202  
すつと開く引戸火の番カチカチと 大村孝 百鳥 200203  
夜回りの何の用心か聞こえぬ 暮岸江 銀化 200203  
月天心夜廻りの柝の遠ざかる 田所洋子 雨月 200203  
差入れに火照る顔あり夜番小屋 小浦遊月 酸漿 200204  
五箇山の火の番早し日暮雲 春田淳子 雲の峰 200302  
夜廻りの一人少年らしき声 森脇恵香 雲の峰 200302  
拍子木は遠き世の音夜番過ぐ 岡淑子 雨月 200303  
火の用心子の一喝が過ぎゆけり 熊丸淑子 馬醉木 200304  
服薬のあとしばらくを夜番の柝 岡本眸 200402  
参道の火の用心の御神燈 板橋智恵子 百鳥 200404  
夜廻や列車の音の沈む先 野口伸二 帆船 200404  
火の番やシリウスに行く翼欲し 中尾公彦 200502  
遠く近く火の用心の柝が響く 内山鶴江 築港 200502  
火の用心赤い太字に山眠る 丸山佳子 京鹿子 200502  
夜廻りのをさめの酒となりにけり 山仲英子 200502  
夜回に子供の声の交る宵 岸野美知子 酸漿 200503  
子供らの夜回りの背に星光る 高田佐土子 築港 200503  
終の葉を放さぬ梢夜番の柝 高木嘉久 200503  
夜廻りや下戸もつがるる茶碗酒 荒川清司 遠嶺 200504  
満月の道灌山や火の用心 中島陽華 200601  
力みては柝の音をにごす夜番かな 石川笙児 200602  
あきらかに子供のこゑの夜番かな 荒船武文 200603  
夜廻りをする雪だるま通りかな 望月晴美 200604  
夜回りを終へて朝駆け蜆汁 中嶋陽子 風土 200612  
夜廻りの闇引き締めてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200612  
退職せる夫等集ひて火の用心 安井和子 200704  
夜回りの木の音のとどく雛かな 丸山照子 火星 200705  
夜廻りの星にとどけし一打かな 和田政子 200803  
夜回りの寒満月に向ひゆく 大西裕 酸漿 200803  
地域デビュー夜回り終へて縄暖簾 北尾章郎 200805  
火の番の声の四方へ吹かれゐる 前川明子 200805  

2008年12月30日 作成

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