日向水     70句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
あれこれと迷ふ老い先日向水 大柿春野 199810  
母の世のいろひとひらの日向水 ほんだゆき 馬醉木 199910  
ホースにも静脈日向水を吐く 中原道夫 銀化 199910  
日向水砥石乾びてゐたりけり 北吉裕子 俳句通信 200108  
日向水沸くころ父の眠りをり 城孝子 火星 200109  
手を洗ふ蛇口はじめは日向水 和田祥子 馬醉木 200110  
なかぞらの鳥に尻あり日向水 篁李月 銀化 200210  
犬洗ふため朝よりの日向水 田中のりえ 200309  
日向水せつせと溜める金魚のため 竹内弘子 あを 200309  
知らぬ子が遊んで行きぬ日向水 佐野幸子 百鳥 200311  
たんぽぽの絮の崩るる日向水 原紀 対岸 200407  
日向水張りて送迎バスを待つ 朝妻力 雲の峰 200408 次女出産、里帰り
日向水病忘れとあるやうに 中村邦彦 200410  
しづかなる午後に入りけり日向水 木内憲子 200411  
日向水両手に掬ふ原爆忌 神蔵器 風土 200510  
木綿着て木綿を洗ふ日向水 安達実生子 200510  
見ぬふりをすることの増え日向水 小川匠太郎 200607  
さびしさに増やしをりけり日向水 城孝子 火星 200609  
日向水金魚のおもちや裏返る 大城戸みさ子 火星 200708  
やがて消ゆ雲の白さと日向水 渡邉友七 あを 200710  
大雨にしばし節約日向水 長崎桂子 あを 200710  
太陽のじりじりもらふ日向水 東亜未 あを 200710  
日向水蟻の素通りするところ 佐藤恭子 あを 200710  
日向水風の動きにさざなみす 長崎桂子 あを 200710  
青空のゆらりと傾ぐ日向水 赤座典子 あを 200710  
在るだけで顔を背ける日向水 鈴木多枝子 あを 200710  
保育園ビニールブールの日向水 早崎泰江 あを 200710  
荷上げ急ぐ漁舟や日向水 吉成美代子 あを 200710  
日向水すべすべと女児そだてけり 竹内弘子 あを 200710  
蛇干さるきらりと揺れる日向水 森理和 あを 200710  
墓守が横目で過ぎる日向水 芝宮須磨子 あを 200710  
子の跳ねてバッタも跳ねて日向水 篠田純子 あを 200710  
何もせず一日養生日向水 鎌倉喜久恵 あを 200710  
麦ごはんきちんと食べて日向水 篠田純子 あを 200710  
日向水盥に張つて谷中路地 森山のりこ あを 200710  
日向水猫がひと舐めして過ぎる 森理和 あを 200710  
日向水刷毛屋の主は無愛想 森理和 あを 200710  
日向水垣根のきわの大盥 田中藤穂 あを 200710  
日向水けいたい電話胸にはさみ 堀内一郎 あを 200710  
日向水ぐらりとかしぎ若がへる 佐藤喜孝 あを 200710  
今日もまた草の始末や日向水 長崎桂子 あを 200710  
縁側にブリキの玩具日向水 須賀敏子 あを 200710  
ビー玉の落ちてゐるなり日向水 定梶じょう あを 200710  
茜雲流れ隠し田日向水 渡邉友七 あを 200710  
民宿の裏に並べて日向水 和田照海 京鹿子 200711  
あのころの時はゆつくり日向水 佐藤博美 200810  
しばらくは雲の遊べる日向水 亀ヶ谷照子 遠嶺 200811  
路地奥に風ゆき止まる日向水 天野美登里 やぶれ傘 200910  
日向水鉄の匂ひのしてゐたり 榎本文代 万象 201210  
預かりし金魚に作る日向水 塩田博久 風土 201310  
日向水夕べの影をうつしけり 白石正躬 やぶれ傘 201310  
祖母の手の閑かな波紋日向水 内藤京子 ぐろっけ 201311  
日向水草刈り鎌の荒すすぎ 吉武千束 太古のこゑ 201411  

 

2019年8月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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