29句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
弟の葬の風に吹かれて胼増やす 松崎鉄之介 199903  
昏睡のかすかな温み胼の手に 佐保美千子 円虹 200005  
遁れきし罹災の手足胼割れて 品川鈴子 船出 200104 地震直後
胼の手に聖観音の日が射しぬ 奥田節子 火星 200204  
眼の碧きブルカの女胼われて 中野たけみ 雨月 200305  
子の話しつつ夫婦の胼ぐすり 篠田純子 あを 200403  
胼割れの指庇ひつつ鶴を折る 森山のりこ あを 200404  
胼の手に袱紗の音のにごりけり 安嶋都峯 対岸 200502  
幼子の我が胼の手をいとほしむ 東芳子 酸漿 200504  
熱くなるアキレス腱の胼薬 荒井和昭 200504  
胼の手に嬰抱く父でありにけり 森永敏子 河鹿 200505  
ひいばあと呼ばれ曽孫抱く胼の手に 細川コマヱ 雨月 200604  
胼薬ちょっぴり塗りて休みけり 二村蘭秋 雨月 200605  
母の手へ今日いちにちの胼薬 斉藤みちよ 春燈 200612  
胼の手にマニキュア塗りて参観日 井上綾 ぐろっけ 200702  
割り勘をすばやくはじく胼の指 片山タケ子 200703  
指の胼そつといたはる夜のラジオ 長崎桂子 あを 200703  
長病みを詫ぶる日のあり夫の胼 指尾直子 雨月 200805  
葭を選る琴弾くさまに胼の指 小林玲子 ぐろっけ 200904  
胼の手に啄木の歌しみじみと 宮田香 201104  
今日は家事夫の役なり胼薬 稲畑廣太郎 ホトトギス 201201  
青洲の里に求めし胼薬 徳田千鶴子 馬醉木 201203  
イタリアの旅の香りの胼薬 宮田香 201203  
胼の手の独り暮しとなりてより 大橋晄 雨月 201204  
胼の手に負担をかけぬ無洗米 橋本修平 かさね 201302  
胼滲みて妣の嘆きを耳奥に 山本孝夫 201403  
漣は水惑星の胼かとも 稲畑廣太郎句帳 ホトトギス 201412  
胼の手の生徒六十路やまばゆき灯 相沢有理子 風土 201503  
仕舞風呂踵の胼の口あけて 松本三千夫 末黒野 201503  

 

2019年12月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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