蛇 苺 2 29句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
墓所買ふはさびしきつとめ蛇苺 | 定梶じょう | あを | 201308 |
木道の乾く白さや蛇苺 | 中田のぶ子 | ろんど | 201309 |
蛇苺原生花園の遊歩道 | 松川悠乃 | ろんど | 201310 |
喰べる苺よりも真赤に蛇苺 | 瀧春一 | 花石榴 | 201312 |
カバン置くつい寄道の蛇苺 | 長沼佐智 | 船団 | 201401 |
色を名をはばかる気なし蛇苺 | 柴崎富子 | 春燈 | 201407 |
高原のあかるく晴れて蛇苺 | 箕輪カオル | 鴫 | 201409 |
親王の隠棲の地の蛇苺 | 久保田雪枝 | 雨月 | 201509 |
蛇苺聖母の靴音遠ざかり | 伊藤希眸 | 京鹿子 | 201510 |
それとなく開き直りし蛇苺 | 寺田すず江 | 槐 | 201608 |
ひやひやと黒猫が踏む蛇苺 | おーたえつこ | 瓔 | 201609 |
抜け道の一つは湖へ蛇苺 | 小林共代 | 風土 | 201609 |
指きりの先に咲きたる蛇苺 | 柳橋繁子 | 槐 | 201609 |
駈け出す児追って真赤な蛇苺 | 大山夏子 | 集 | 201701 |
首塚を彩つてゐる蛇苺 | 廣畑育子 | 六花 | 201709 |
蛇苺水玉ばかり画くをみな | 中山皓雪 | 鴫 | 201709 |
生くるなら笑み忘るるな蛇苺 | 川上恵子 | 雨月 | 201709 |
蛇苺いうれい沼の入口に | 赤松赤彦 | 六花 | 201809 |
蛇苺名にはあらずや紅いとし | 大内幸子 | 六花 | 201809 |
その赤の溶けさう雨の蛇苺 | 金森教子 | 雨月 | 201810 |
奥の院へ深き参道蛇苺 | 野田光江 | 雨月 | 201909 |
参道を少し離れて蛇苺 | 二宮桃代 | 雨月 | 201909 |
幼子のドリブルつづく蛇苺 | 秋山信行 | やぶれ傘 | 201910 |
蛇苺遠く山越えダムに出る | 田中美恵子 | 槐 | 202009 |
この先は崖とぞ赤く蛇苺 | 住田千代子 | 六花 | 202010 |
蛇苺おのずからなる径途切れ | 田中佐知子 | 風土 | 202107 |
足弱くなりしと思ふ蛇苺 | 岡田史女 | 末黒野 | 202209 |
蛇苺かはいい嘘を聞いてやる | 森岡正作 | 沖 | 202209 |
ふふみたきほどに真紅な蛇苺 | 谷口一献 | 六花 | 202209 |
蛇苺→1 |
2023年6月17日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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