初 茸      18句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
初茸やドイツ料理に現はるる 中谷まもる 火星 200001
初茸の一つを父の畑帰り 福田町子 春耕 200111
初茸の数が話題でありしこと 豊田淳応 ホトトギス 200202
初茸の色に形に生れし数 豊田淳応 ホトトギス 200202
思春期のやうな初茸てのひらに 千代田景石 ホトトギス 200202
加へしは初茸といふ鍋覗く 豊田淳応 ホトトギス 200202
初茸を見つけてよりの山気かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200209
初茸や小笹の中の風の音 関口ゆき あを 200209
初茸に犬の鼻先近づきぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200209
初茸や禁断の地と言はれても 高橋澄子 200301
漆櫃の初茸飯と濁り酒 竹内弘子 あを 200312
初茸を小萩にさして提げきたる 滝沢伊代次 万象 200509
玻璃越しに初茸匂ふ山の宿 中川すみ子 200812
くちびるを舐め初茸の不作いふ 布川直幸 200912
明るみてかさと紅茸こそと初茸 火箱ひろ 船団 201304
初茸の木の葉隠れを見逃さず 岡真紗子 201501
初茸や山の木霊の音すなり 本多俊子 201712
昼の月初茸ごはん炊き上がる 秋川泉 あを 202001

 

2023年9月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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